JAPAN MOBILITY SHOWへ行ってきた

長男(大4)と東京旅行へ。

以前から一度は行ってみたいと思っていた東京モーターショー。いかんせん名古屋から東京は遠く、新幹線を使うとそれなりに費用がかかるし、また地元で「名古屋モーターショー」なる同様なイベントがあることから、まぁいいかと諦めること30年。

そろそろ(いろんな意味で)行けるうちに行っておこうと、長男を誘って1泊2日の東京旅行。

自宅最寄り駅から地下鉄に揺られて名古屋駅まで。
新幹線ホームへ上がると、先月末をもって終了した車内販売の代わりに、ドリップコーヒーの自販機が設置されていた。
新幹線こだまブレンド、ひかりブレンド、のぞみブレンドなどがあり、それぞれ味わいが違うコーヒーが数種。豆を挽いてコーヒーを抽出している間のBGMは、東海道新幹線の車内チャイム「会いにいこう」が流れる代物。物珍しさもあって買ってみたが、出来上がるまでに90秒ほどかかり、自分の後ろには5名ほどの行列。

7時29分発のぞみ286号に乗車。
東京までは1時間40分。先程のコーヒーとパンで朝食を取り、車窓に流れる景色を眺め、気づけばうたた寝。

定刻通りに東京駅に到着、在来線ホームへど移動して山手線に乗り換え。
田舎もんなので、山手線とか中央線とか見ると(聞くと)、変にテンションが上がる。

新橋駅で下車し、ゆりかもめに乗り換え。超満員の車両でお台場方面へと向かう。

東京ビックサイト駅で下車すると、メイン会場の入り口ゲート方向へと続く長蛇の列。名古屋開催(名古屋モーターショー)とは比べものにならない人の数。車離れとか、東京の人は車を持たないとか聞いてたけど違うのか?

30分ほどかけ、ようやく東京ビッグサイトに入場。
会場は東館、南館、西館とあり、ひとつひとつの建物がめっちゃでかい。名古屋で開催されるそれとは規模が全く違うし、各社の力の入れ方もダンチ。車好きにとっては夢のような場所。

国内各メーカーの印象等を備忘録として。

NISSAN HYPER TOURER

日産は未来感を全面に出した展示で、(正直)ちょっと尖り過ぎててよくわからず。
ステージに置かれていたハイパーツアラーなるのは、次期型エルグランドのコンセプトモデルだと思う。まだまだコンセプト感が強く、走れる感じとはほど遠いけど、現行モデル(E52)はかなり長いしそろそろ。

MITSUBISHI D:X

三菱はオフロード感を全面に出した展示。セダンなど自社ブランドでは売れないものを廃止し、SUVなど得意分野に振った商品展開は好印象。
その中でも、ステージに展示されていた「D:X」なる車。これってきっと未来のデリカ。オールラウンダー・ミニバンとして素直に格好良いと思った。

SUZUKI SWIFT CONCEPT

スズキのブースでは、ステージ上でダンサーが踊り、笑顔で車を紹介する感じは昔のモーターショーそのまんま。何だか懐かしい。
そんな中、スイフトコンセプトが展示されていた。もうちょっと変えても良いのでは?と思ったぐらいに奇をてらわない正常進化。残念だったのは、展示されていたのがスタンダードモデルでスイスポがなかったこと。

HONDA PRELUDE

一番がっかりだったのがホンダ。ブースの動線が悪く混雑していたし、展示方法もイマイチ。何を見せたいのか、何を目指しているのかさっぱり分からず、まさに最近のホンダの低迷を表してる感じだった。
ただ、プレリュードのコンセプトモデルは格好良かった。もっとも、ホンダの2ドアクーペがよく売れるとは思えんが。

LEXUS RZ OUTDOOR CONCEPT

ステージにLF-ZCと書かれたモデルを展示していたレクサス。すごいんだろうけど、あまりに未来感が強すぎてよく分からず。
そんな中。長男がRZをアウトドアに振ったモデルをやけに気に入っていた。オレにはレクサスは無理(手が出ない)だったけど、きっとあなたなら買えるぐらいになれるはず。これからもっと頑張れ!

SUBARUの巨大ドローン

スバルのブースには、ステージ上に巨大ドローン(マルチコプタ?)が展示されていたが、見た目にUFOのようで気味悪かった。スバルに航空宇宙部門があるのは知ってるが、自社開発で人が乗れるものを作れるとはあまり思えず。

MAZDA ICONIC SP

今回、一番期待していたのがマツダ。
ロードスターの次期モデル、もしくはコンセプトモデルが発表されるかと期待していたが、残念ながら見当たらず。
ステージ上にはICONIC SPなるコンセプトモデルが展示。鮮やかな赤色のボディカラー、シャープなフロントマスク、リアに続く流れるようなボディラインと膨らんだリアフェンダー。そしてガルウイングドアに格納式ライト。ND型ロードスターを初めて見たときにも感じたが、マツダのデザイン力は国内メーカの中で一番だと思う。

TOYOTA CENTURY SUV

あまりの人が多く、まともに見られなかったトヨタ。
センチュリーのSUVモデルが普通に置いてあったが、価格(2,500万円)を考えればステージに鎮座していてもおかしくない車両。間近で見ることが出来てちとびっくり。

DAIHATSU VISION COPEN

ダイハツにはコペンに似たリッタークラスな一台。初代コペン(L880K)を今風にリアレンジしたデザインは良いと思うが、コペンは軽自動車サイズに収まっているからこそ意味があるわけで、ちとどうかな。

名古屋大学 学生フォーミュラ

その他に三菱ふそう、いすゞ、日野などのトラックメーカ、メルセデスやBMW、BYDなどの海外メーカ、学生フォーミュラなども見て回った。
とにかくボリューム盛りだくさん、最後の方はかなり駆け足で廻った。

ちなみに、どこのメーカもパンフ等の配布は無く、また車両の説明分等も一切無かった。
代わりにQRコードが置いてあり、自分のスマホで読み取って説明を見ろとのこと。いやいや、せっかく実車を見に来てるのに、いちいちQRコードを読み取り、スマホ小さい画面で見て確認するなぞありえん。コストダウンか、ペーパレスか知らんけど興ざめ。

お台場を後にし、ゆりかもめと都営バスに揺られて木場まで。
予約してあった東横インにチェックインしたのち、近くの飲み屋で長男と晩酌。息子と旅行できることも幸せだが、こうして男同士で晩酌できるのは格別。

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