2014 徳山ダムから冠山峠越えツーリング（25年ぶりに林道冠山線を走る）Day 1-2

９／１３（土）（２／２）
（徳山ダム～（林道冠山線）～福井県池田町～鯖江市～越前海岸～水晶浜～木ノ本ＩＣ～（名神/東名/名二環）～名古屋）

２５年前の記憶では、ここから先は道路はガタガタ、陥没していたり、水浸しになっていたり、車１台が通るのがやっとの道幅だったり。転んでバイクを壊さないようにだけ気をつけつつ出発。

比較的キレイだった道路も、ガードレールがなくなって荒れた雰囲気になってきた。当然、このあたりには民家もなーんにもなく、山間を抜ける道が通るだけ。交通量はゼロと言うわけではなく、目の前に８６が１台、途中でローディ数人とすれ違ったぐらい。

ほとんど一本道だが、高倉峠に至る林道への分岐あり。土砂崩れで通行止めらしい。この辺り、冬の時期は積雪で通行止め、台風や大雨が降ると土砂崩れがあったり、年間を通じて走れる日数は半分もない。
今から２５年前、このルートが初ツーリングだったんだよなって考えると、携帯もないような時代によく走ったと関心。若さ故か。

前方に冠山が見えてきたので写真を撮ってみた。鳥のさえずりしか聞こえない静けさが妙に怖く、バイクのエンジンはかけたまま、跨ったままで。いつ獣が出てきてもおかしくない場所なので、撮ったらとっとと出発。

来た道を振り返ると、眼下のはるか遠くに徳山湖が見えた。徳山村って山々に囲まれた中にひっそりとあったんだね。

写真で見ると大したことない道に見えるけど、道路から外れたら崖下にまっさかさま。とても自力で上がれるような高さじゃないし、携帯もつながらないので助けも呼べず。間違いなく獣の餌。

林道を走り始めて３０分ほどで冠山峠に到着。これまでほとんど交通量がなかったのに、山登りをする人たちの車でいっぱい。そしてローディの姿も。歩いて上るにもきつそうな急勾配があったのに、そこを自転車で上るなんてすげーよ。

ちょうど岐阜県と福井県の県境、「冠山峠」と書かれた巨大な石碑の脇には自治体の名前が。美濃国揖斐川町、美濃国徳山村、美濃国藤橋村、越前国池田町の４つ。何故、岐阜県（美濃国）側は何故３つも村町が書かれているのか謎。

行く先は福井県。まだ山々が続くが、岐阜県側に比べて道路状況はよかった記憶。とは言うものの山林道、気を引き締めて慎重に進む。

確かに路面状況は悪くないが、ガードレールが無い状況に変わりなし。崖下に落ちないようゆっくりと走っていると、道路標識がいつの間にか国道４１７号線に。民家の姿が見られるようになって、さらに観光地っぽいものも。

道路沿いに「かずら橋」って看板が見えたので急停止。かずら橋って徳島県だけと思ってましたが？？　バイクを停めて見学してみると、祖谷と違って踏み板のピッチが細かいように思え、スリルは一歩劣る感じ。通行料は３００円、おっさんが一人で渡ってもつまらないので見学だけして撤退。

時間はお昼過ぎ、いい加減お腹も空いてきたので昼食が取りたいところ。福井県と言えば日本海の幸だが、今月はお小遣いも厳しいのでなるべくリーズナブルに。

鯖江市内を走り「ヨーロッパ軒」へ。有名店なので立派な外観を想像していたんだが、いたってふつーの店舗っつーか民家？？　店に入ってみるも観光客らしき人はおらず、地元の人と思わしきお客が３名ほど。ちょっと拍子抜け。

頼んだのは名物のカツ丼。食べやすい厚さのカツが３枚、薄めのソースで味付けがしてあってガツガツと。駒ヶ根（＠岐阜県）もソースカツ丼が名物になってるが、あちらは若干濃い味、カツの下にキャベツが敷かれていて中和。どっちも好き、どっちも捨てがたい。
空腹のお腹に流し込んだ後は、缶コーヒーで一服。ツーリング・マップルと睨めっこし、せっかくここまで来たので日本海岸に出てみることに。