2017 東北ツーリング (秋田~岩手~青森~岩手~宮城)Day 5-1

6/16(金)
(ルートイン仙台多賀城~双観山展望台~イオン多賀城~仙台港フェリーターミナル~大平洋フェリー(きそ))


普段通りの朝6時に起床。窓から差し込む光が弱かったので窓から眺めてみると、行き交う車はワイパーを動かし、路面は完全にウェット。昨晩の予報では「晴れ」のはずだったんだが、何度見返しても外は雨。ま、今日はフェリーに乗るだけだし、仕方ないと自分を納得させる。


スマホで雨雲レーダーをチェックしてみると、仙台あたりはお湿り程度の小雨だが、南三陸や気仙沼などの仙台以北は真っ赤っかで30mm以上の大雨。昨日のうちに仙台まで移動しておいたのは正解だった。さすがに土砂降りの中を走るほどタフじゃないし。


着替えを済ませ1Fのレストラン(花茶屋)へ。いつものルートインって感じのバイキングメニューで、何となく皿にのっけて朝食メニューの完成。サンルートとかに比べると、味も品数も1~2ランクぐらい落ちる感じ。
米が良いのか、炊き立てだからか、白飯は非常に美味しくて3杯も食べさせてもらった。

部屋に戻って荷物を整理し、9時頃にチェックアウト。雨雲は太平洋側に移動したようで、雨も止んでお日様も顔を出してきた。路面もほぼ乾いてるので、このままレインウェアを着なくて済みそう。


フェリーの出港はお昼頃、乗り場までは目と鼻の先なので、松島湾が見渡せる「双観山展望台」」へ。
日本三景「松島」の展望に感動するものと期待していたが、正直ちょっと「あれ?」って感じ。うーん、やっぱ海から眺めないとダメかも。時間に余裕があれば遊覧船に乗るプランだったんだが、雨のせいで出発が遅れたのが痛い。


平日で駐車場には誰一人いなかったので、VFRの撮影会をしてみたり。
18歳で乗った原付(ジョグ50)からスタートし、20歳でツーリングに目覚め、オートバイ歴も29年になった。社会人になり、結婚し、子供が生まれ、次第に乗る時間も回数も減ってきて、今では(通勤を覗き)年に1~2回のツーリング程度。北は北海道から南は沖縄まで走ったし、もうそろそろいいかな。
近い将来、欲しい車が手に入ったらオートバイは卒業するつもりなんで、これ(VFR)が最後のオートバイになると思う。


来た道を戻り、イオン多賀城店で買い出し。
フェリーの中での食料、飲み物、酒類、あとは家族や職場へのお土産などを購入。悔いのないように?と買い物カゴに入れ、持参した25Lのリュックがいっぱいになるほどの量になった。


イオンから5分ほどで「太平洋フェリー」の仙台港乗り場に到着。
「太平洋フェリー」は、地元名古屋と北海道(苫小牧)を結ぶフェリーであるが、これまでに一度も乗ったことなし。仙台に寄港することから所用時間が長く、また運賃もちょっとお高めだったりするので、北海道ツーリングの際は「新日本海フェリー」を愛用してきた。
今回、東北ツーリングの行程を組んでいく中で、上手いことルートにハマったので初めて乗ってみることにした。


フェリーターミナルは、よくある感じのくたびれた雰囲気。
旅の始まりを飾ることを考えると、立派でキレイな施設なほうが良いんだが、受付してから乗船するまでの時間って僅かだし、ターミナルを充実させるよりはフェリーの方をね。これはこれでアリかなと。
ただ、「太平洋フェリー=豪華」ってイメージがあったので、ちょっと拍子抜け。


行きに乗った「新日本海フェリー」はネット決済(e乗船券)でフェリーターミナルでの受け付けは不要だったが、ここは昔ながらの受付窓口での乗船手続き。
何だか初めての北海道ツーリング(ちょうど20年前)のワクドキ感を思い出して懐かしくなったり。ちゃんと予約できてるかな?とか、出港に間に合うかな?とか、いい席取れるかな?とか、いろいろ考えながら並んだなぁ・・・。


15分ほど並んで無事に受付終了。行きと同じく帰りのフェリーも1等個室。大学生(清貧)時代は2等雑魚寝で船旅していたことを考えると、オレも出世したものだとシミジミ。


乗船開始(12:00)まで30分以上あるので、ターミナル2階の待合スペースでのんびり。売店でお土産を物色したり、コーヒーを飲んだりして暇をつぶす。


出港10分前になったので、乗船の列にVFRを停めて待つ。オートバイは自分以外に1台だけで、自分と同じぐらいの年のおっさんだった。こんな平日に船に乗ってツーリングって一体何者だよ??って思ったが、自分もそう思われてんだろうな。
二輪車用の乗船列にはカーポートが設置してあり、ライダー目線で気が利いていた。フェリー乗船前は荷物の整理をすることが多々あるが、雨降りだったりするとホント困るからねぇ。全国あちこちでフェリーに乗ってきたけど、こんな配慮がされてるのは初めて。


場内にアナウンスが流れて乗船開始。フェリー後方右舷に位置する車両用ゲートより乗り込む。
下船時に迷子にならないようVFRを停めた場所を記憶。新日本海フェリーでは「○階 車両甲板(こうはん)」と呼ぶが、太平洋フェリーでは各階が「デッキ」と呼称されグランドレベルは3デッキ。


3デッキからエレベータで上がり、インフォメーションのある5デッキへ。迷路のような通路を歩き、乗船チケットを提示してカードキーをゲット。どんな船なのかワクワクしながら部屋へと向かう。

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