STEPWGN日記 – 69.エアミックス・アクチュエータの修理

5年ほど前から、エアコンをオンにすると、カタカタともコトコトとも取れる音がする。
エンジンをかけてから数分後に鳴り始めるケースが多く、走ってるうちに鳴らなくなると言うか、走行音にかき消されて気にならなくなると言うか、まぁいいかで放置してきた。

音の発生源を探ってみると、どうも助手席の足元あたり。エアコンに関係する部品がこんなところにあるか?と、ネットで調べてみると、同じような症状が出ている人がたくさん。ステップワゴンの持病?なのか、エアミックス・アクチュエータって部品の不良が原因らしい。
更に調べてみると、分解してグリスアップ等で直るようなので、自分にも出来るか不安はあれど試してみることに。


当該部品へのアクセスのため、まずは下側のインパネを分解。この辺りの作業は、過去に何度かやったことがあるので鼻歌。新車でもない(14年落ち)ので、特に傷が付いても気にならないし、ガシガシ外す。
更に足元への温風用エアダクトを外して下準備完了。


場所はセンターコンソールの真下(足元)。助手席側から仰向けに寝転がり、手鏡を突っ込んで小型プラスドライバーを使って取外し。


取り外した部品がこれ。
エアコンの設定温度と現在温度から送風温度を制御するもので、ロッド(棒)が伸び縮みしてバルブを動かすみたい。この棒がスムースに動けばいいんだけど、経年劣化でガタガタ(チャタリング)して音が鳴るらしい。


ツメを割らないよう慎重に作業したつもりだったが、経年劣化のプラスチックはいとも簡単に割れる。2個ほど割ってしまったが、6箇所ぐらいで止まってるし、強度や密閉性が求められる部品でもなさそうなので気にしない。
目視で確認できるほどの異常はないが、新車時に塗布されたであろうグリスはカラカラに乾いちゃった状態。


ペーパタオルできれいに汚れを拭き取って、あらゆる稼働部に新しいシリコングリスを塗りたくる。
あとはバラしたのと逆の手順で戻し、仮付けして動作確認。温度調整に応じてロッドがスムースに動くことが確認できたので、本付けして戻していく。所要時間は1時間ほど。
後日、何度か車に乗る機会があったが、グリス効果があったようで音はぴたっと止んだ。さほど大きな音ではなかったけど、イライラする感じだったので直ってよかった。

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