2014 乗鞍スカイライン+エコーライン (雲上のサイクリング)Day 1-1

7/21(月)(1/2)
(名古屋~(名二環/東名/名神/東海北陸)~高山西IC~平湯峠~(サイクリング)~乗鞍スカイライン)

5時過ぎに起床し、1時間ほどで出発準備完了。

名古屋から平湯(@岐阜県)までは片道200km、高速を使っても3.5時間はかかるので早めに出発。名二環から東名と名神を経由し、東海北陸自動車道で岐阜県を北上。ちょうど梅雨明け宣言で快晴、それもこれも日頃の行いが良かったおかげ。

高山西ICで下車し、国道158号線を東へ平湯方面へ。途中のコンビニでトイレ休憩、水やチョコレート類を調達しつつ、9:40に平湯峠ゲートに到着。
乗鞍スカイラインのヒルクライム・レースでは、もっと下から走り始めるみたいだが、「なんちゃって」な自転車乗りなので、車で登れるぎりぎりからスタートする。自転車で走るのはオレと長男(中学一年)の2人。残る3人(嫁、長女、次女)は、ここから「ほおの木平バスターミナル」へと戻り、バスで頂上(畳平)を目指す。

乗鞍スカイラインは子供の頃に家族旅行で、大人になってからはドライブで、またツーリングでも上ったことがあるが(何れも通行規制前)、かなりの勾配が連続していた記憶。アラフォーの体には堪えそうなので、出発前のストレッチを念入りに。
荷物は普段どおりのパンク修理キットに加え、頂上はかなり寒いはずなので防寒着、エネルギーチャージ用のおかしなども大量に?持って出発。本当に上れるんだろうか?って気持ちより、なんだか分からないけど「勢い」で来ちゃいましたって感じ。

子供たちの声援を受け、頂上に向け出発。じゃーねぇーって手を振ったりしつつ、この頃はまだ余裕をかましてましたが・・・。

ゲートを過ぎるとかなりの勾配路が続く。頂上までは約14km、先は長いのでローギアでのんびりと上る作戦。つーか、がんがん漕いでたら到底体力が持たない。

猫目のサイクル・コンピュータは時速4~5kmを行ったり来たり、がんばっても7km程度。話には聞いてたけど、上り勾配は思いのほかスピードがでない。

ぜぇぜぇはぁはぁと地面と睨めっこしてばかりだが、視線を遠くへ向けると山々が見える。どれがどの山か全然わからんけどね。

夫婦松駐車場で最初の休憩。マイカー規制のため車が全く停まっていない駐車場。以前(規制前)の賑わいを知っているだけに、奇妙な光景に見える。
上り始めて30分、走行距離は3km。頂上の畳平までは14kmなので、これで行程の2割。まだまだ先は長い。手持ちの飴やチョコレートで休憩、トイレも済ませておく。

再出発してしばらく、家族(嫁+長女+次女)が乗ったバスに追い抜かれる。環境破壊防止の目的で一般車通行禁止になった記憶だが、排気ガスをモクモク吐いてるバスが通れるのは・・・。せめてハイブリッドとか、環境対策を施したバスにすべきだと思うんだが。
嫁曰く、バス車内では親子で走る姿に「すごーい」って声が上がっていたらしい。チャレンジだけなら誰でもできるからね、上り切ってなんぼ。

思いのほか頑張る長男。早々に音を上げるかと思ったが、意外にも健闘中。
バイクはBridgestoneのordina S5。乗り始めてから1年ほどのバイクで、購入当時はあっちこっちの店で調べ、悩みに悩んでやっと決めた納得もの。本人はかなりのお気に入り。子供にしてはかなり大切に乗ってる。親としても買い与えた甲斐があったってもの。

先に音を上げたのはオレ(親)だった。疲労感が蓄積し、8kmを過ぎたあたりから足が全く動かなくなる。もうフラフラだし、漕ぎ始めて30秒持たずに足を付いてしまう。こうなるともう歩いてばかり、ひょっとして上りきれんかもって思い始める。
長男は、オレが歩いてばかりいるのが不思議(何で漕がないの?)だったらしい。体力的には既に追い抜かれてんだな。

気分転換に自転車を交換してみたりもするが、坂道が楽になるわけもなく。慣れない自転車に疲労感が増しただけ。

雲の高さまで上がってきた。一度、雲に乗ってみたかったんだよねえなんて会話しつつ、「心の清らかな者」じゃないと乗れないからね^^

この辺りが森林限界なのか、這いつくばるように生える木が目につくようになってきた。標高が高くなるとなんで背の高い木が育たなくなるんかね? 分かってるようで分かっていない事柄のひとつ。

せっかくなんで走ってる写真を撮ってもらった。写真では勇ましく見えるけど、このあとすぐに足を付いて20分近く登山(徒歩)。10km地点あたりから足が動かず。標高が高くなってきて空気が薄いのか息も切れ切れだし。途中で何台かのバイク(自転車)に抜かれていが、悔しくても43歳メタボおやじに抜き返す脚力なし。今日の目標は完走第一。

漕いでるときは下ばかり見てしまうが、ふと振り向けばこんな絶景。乗鞍スカイラインと言えば真っ先に思い出すのがこの景色。観光ガイド等でも良く出てくるカット。以前は知床峠(北海道)やビーナスライン(長野県)、ここ最近は渋峠(群馬県)がお気に入りだが、ここも負けず劣らずのワインディング。

マイカー規制直前、畳平(頂上)の駐車場に入れない車の列が、このあたりまでずーっと並んでたな。名古屋から原2(KSR2)で自走、この道を頂上まで走ったのは遠い昔。今はときおり観光バスが通る程度、鳥のさえずりが聞こえる自然が取り戻せたし、通行規制は正解だったね。

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