2022 北海道ツーリング (きっと最後のキャンプツー)Day 2

8/21(日)(2日目)
(~新日本海フェリー(すいせん)~苫小牧東港~ホテルエリアワン千歳)

10:00 売店オープンを知らせるアナウンスで目が覚める。

大浴場で朝風呂を済ませてから後部デッキへ。
昨日の大雨が嘘のようにめっちゃ快晴。日差しはちょっときついが、吹く風が心地よく。この晴れを是非とも北海道へ持って行きたい。

船室(ツーリストS)は窓が無いので、海が見られるプロムナードに移動して朝ごはん。昨晩、乗船前に購入しておいたパンとコーヒー。
学生時代、「社会人になったら財布を気にせずにレストランで食べるぞ!」って意気込んでいたが、一度身に付いた貧乏性は簡単に抜けるものではなく、定年まで10年を切ったいまでも持ち込み食料。

朝ごはんを食べ終えて船内を散策。
ちょっとした驚きだったのが、大学生時代のド定番だった雑魚寝(いわゆる2等桟敷席)が廃止されていたこと。みなさんプライベート重視なのか、これも時代の流れか。みんなでワイワイしながら乗るのも楽しかったけどねぇ。

苫小牧港の下船時刻は20:30なので、まだあと10時間近くもある。いかにして時間をつぶすかがフェリー乗船のコツ。ひたすら寝るってのもあるけど。
持ってきたノートPCを引っ張り出し、記憶が新しいうちに昨日分のツーレポを書いたり。ホームページを開設したのは1997年、あれから25年が経過し、いまではHTMLをベタ打ちして作成するホームページなんて超少数派。スマホの表示にも非対応だし、BBSなどを利用したネットでのつながりも全くなくなり、一体誰が見ている(読んでいる)のやら。
毎日書いてる日記(ブログ)もしかり、老後、寝たきりになった時に昔を懐かしんで読むつもり。

昨日分のツーレポを適当に書き終えたところでお昼ご飯。
朝食同様、乗船前に購入しておいたカップラーメン。本当はお弁当とか買って持ち込みたかったが、船室に冷蔵庫が無かったので断念。

午後からはダウンロードしておいたAmazonプライムの映画を見たり。
ちょっと古めの「007 DIE ANOTHER DAY」と「007 NO TIME TO DIE」の2本。ゆったりとした船の揺れがゆりかごのようで、のんびりと見れた。

18時 夕飯分までの買い出しはしていなかったので、船内アナウンスに誘われるままレストランへ。
以前は、好きなものをトレーに取っていくカフェテリア方式だったが、各テーブルからタブレット端末で注文する方法に変わってた。
カフェテリア方式はワクワクして好きだったけど、行列(後ろの人)が気になってゆっくり選べなかったりするので、こっちのほうが気楽でいいかも。

何を食べようか迷ったけど、海鮮などは北海道に到着してから食べるとして、普通に食べたかったハンバーグにしてみた。「新日本海フェリー自家製」って書いてあるだけあって、レトルト感なし、ちゃんとした手作りって味で美味しかった。
支払いは食事後にセルフレジで、交通系ICなどの電子マネーやクレジットカードにまで対応していた。衛星経由で通信するため、決済までにタイムラグ(おおよそ10秒程度)があるものの、海の上なのにキャッシュレス決済ができるってのは感動。

北海道到着まであと数時間、外部デッキに出てみると風がひんやり。日が沈んだあとってのもあるけど、北海道の夏(8月)ってこんなに寒かったっけ?
一応は3シーズンジャケットを着てきたけど、なかはロンTだったりするし、ひょっとしたら服装をミスったかもしれん。

1時間以上の出港遅れがあったにも関わらず、定刻通りの20:30に苫小牧東港到着。
船内放送を聞いていそいそと準備。慌てる必要はないんだけど、周囲の皆さんが下船してくとやっぱ焦る。
車両甲板へと降りし、リアボックスに荷物を詰め込んでパッキング完了。
積み込み作業が早い(手際よい)かどうかで、旅慣れてるかどうかが分かる。初心者だったりすると、荷物を広げて展示会状態になっちゃってる人も居たりするし。

四輪の下船に先立ち、オートバイの下船が最初。ヘルメット装着、Google Mapに目的地をセット、ADV150のエンジン始動して準備万端。
1台づつ順番に、ヘルメット越しにあうんの呼吸で列を作っていくのはライダー独特。車だと我先にと降りるのに、オートバイだと互いに譲り合うし、仲良しというか、同じ趣味を持った仲間のような感覚。

真っ暗闇の中、フェリー乗り場から40kmほど走り、千歳市内のホテルにチェックイン。
北海道行きを決意したのが出発1週間前、フェリー乗り場近くのホテルはどこも満室で予約が取れず、ようやく取れたのが千歳だった。

ホテル近くのコンビニ(ローソン)で睡眠導入剤を調達。
船室でだらだら過ごしていただけなので疲れもなく、このままでは眠れなさそうだったので、ここはアルコールの力を十二分に借りて就寝することに。

25時を過ぎ、そろそろ寝ようかと思ったところ、部屋のアメニティ(歯ブラシ)が前泊者のままであることを発見。え゛?って言うか、このコロナのご時世にありえん。
すぐに新しいモノに替えてもろうとフロントに電話してみたが、何コールしても誰も出ず。やむなく(わざわざ)1Fまで降りてみると、「深夜不在」の張り紙。チェックインの際にはそんな説明なかったし、重ね重ねありえん。
オートバイを屋根付きの場所に停めさせてもらえたり、最上階に大浴場もあったりと良いホテルじゃんって思ったが、とにかくがっかり。ここにはもう泊まらない。

本日の走行距離:34km(45.2km/l)

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