2009 北海道ツーリング(初めての「秋」北海道)Day 4-2

9/23(その2)
(旭岳~ひがしかぐら森林公園キャンプ場)



ロープウェイからの眺めはちょっとした空中散歩。眼下を眺めるとあちらこちらの木々にちょっと色づきが見られ、柔らかくて淡い黄色の色づきが何とも言えずキレイ。こんなことに感動してしまうオレって・・・、年食ったな。もうあと1~2週間後だと、更にキレイだろうな。


時間にして10分ほどで山頂の姿見駅(@標高1,600m)に到着。標高が高いだけあってさすがに肌寒く、ウィンドブレーカを羽織っててちょうどいいぐらい。旭岳はすぐ目の前、ここから山頂を目指し登山する人あり、駅周辺の遊歩道を歩く人あり。で、オレは後者。さすがに登山するほどの自信はないし、そもそもそんな装備じゃないし。
正面に旭岳を眺めつつ、池や高山植物などを見て廻る約1時間(1.7km)の散策。これぐらいなら楽勝だろうと鼻歌で歩き始めたものの、意外と切れる息^^; ここ最近、仕事が忙しいことを口実に日課のウォーキングをさぼってたしな。


北海道の屋根と言われるけあって、眼下に広がるパノラマもこれまた格別だったり。旭岳のアプローチで横をかすめた忠別ダムも遠くに見える。


鏡池に旭岳がキレイに写りこんでる。「逆さ富士」ならぬ「逆さ旭岳」って奴だな。そう言えばつい1週間ほど前、「旭岳に初冠雪」ってニュースをやっていたが、溶けてしまったようで残念ながら雪は見えず。


歩くにつれちょとづつ旭岳を見る角度が変わり、これまた楽しめたる散策コース。こんなことに喜ぶような柄じゃないんだけどな。


散策コースのうち、噴気孔がもっとも間近に見られる位置より。阿蘇山のようにとくに(風向き等による)立ち入り規制等は敷かれていなかった。すぐ目の前で「シュォー!」って吹き出していて「生きてる地球」を実感。風向きのせいもあるんだろうが、硫黄のにおいが全くしなかったのが意外。


デジカメを目一杯のズームにして覗いて見ると、山頂を目指す人影を発見。下から見ると(素人目には)簡単に登れそうに見えるなぁ。今度来たときは是非とも頂からの眺めを楽しんでみたい。まずは体力作りから・・・。

1時間ほどの散策で姿見駅へと戻り、下りのロープウェイに乗る。が、ロープウェイ乗り場には長蛇の列、なんとか乗り込んでみたら「寿司詰め」状態。とても外の景色を眺められる状況になく、観光アナウンスをぼーっと聞きながらの下山になった。
時間は15時を周り、体感温度もちょっと下がってきた。日が暮れると急激に冷え込んでくるので、そろそろ今日の宿泊地へ。ここから美瑛に戻るのもなんだし、先に進むと旭川市でキャンプ場なんか無さそうだし。ツーリング・マップルと睨めっこ、東神楽町に「ひがしかぐら森林公園」ってキャンプ場があるようなので、そこに決定。


公園施設にキャンプ場が併設された形で1泊200円(@ライダー)。展望は全く開けないが、数分のところに「森の湯 東神楽」って温泉施設あり、町からもほど近く夕飯の買い出しにも便利そうなので、今日はここに泊まることに。


北海道にしては広いとは言えないサイトだが、キャンプ・シーズンか外れているのか利用者は少なく、テントの場所選びに苦労することはなく、炊事場に程良く近い場所に設置。


セブレブで食料調達の後、歩いてお風呂へ。
総2階建ての立派な建物、食事を取ることもでき、宴会も可、宿泊施設もあるなど大きな施設だった。ホテルがメインなのかな? お風呂も内湯に加え外湯、露天風呂には柵が無く湯船に使ったまま遠くの山々が見渡せるなど、なかなか良い湯だった。近所の人達?の憩いの場にもなっているのか、来客も多く賑やかだったのも印象的だった。


こーゆー暖かさ(賑やかさ)を感じた後、暗~くて、寒~いキャンプ場へ戻ると寂しさ倍増(ToT) 昨日に同じく、家から持ってきた白飯。それにコンビニで買ってきた「卵綴じかつ」でお夕飯。せっかくレンジで暖めてもらったのに、わずか1時間ほどですっかり冷や飯になってた。ガックシ。


空には雲が広がっていて星の見え方は今一つ。AMラジオから聞こえる天気予報によると、明日は全道的に天気は優れないみたい。いよいよ降られるかなぁ・・・。吐く息が白くなるほどに気温が下がり、もうガクブル。日本酒を燗して呑むが、呑んでちょっと経つとすぐに体が冷え始めるので、がんがん呑んでたらあっと言う間にカラっぽ。もうこうなったらとっとと寝るに限る。寝袋の中は暖かいからね。

本日の走行距離 215km(35.9km/L)

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