2009 北海道ツーリング(初めての「秋」北海道)Day 2

9/21
(フェリー中)~小樽港~小樽運河~小樽(ビジホ)

9:30 レストランの朝食営業終了アナウンスで目が覚める。「大変混雑して申し訳ありませんでした」との謝罪付き、そんなアナウンスを聞いたのは初めてだ。そういえば観光バスで団体さんが乗船していたから、そのせいかな?
昨晩は船の小刻みな振動のせいか、地震の夢を見たり。それも結構リアルな夢だったりして、あ~やだやだ。


顔を洗ってさっぱり。外の天気が気になって後部デッキへ。快晴とまではいかないもののまぁまぁの天気。吹く風は「夏」のそれではなく、「秋」のそれだった。


昨日、乗船前にコンビニで買ってきたパンと自宅から持ってきたコーヒーで朝ご飯。ロビーは人の目も気になるので、日の当たるプロムナードで。携帯電話も圏外だし、ひたすら海を見ながら食べるのみ。あっと言う間に平らげて、取り出すのはポメラ。半月ほど前に購入したばかり、ここぞとばかりに持って来た。記憶が消えないうちに、昨日の行程や感想などベタ打ちで文字に起こしておく。ここ数年、記憶の消えかたのスピードは尋常じゃなく、とっととメモしておかないとドンドン消えていくんだな。ちなみに昨日分のツーレポはこの船の中で書いたもの、どうせ船ん中は暇だしね。


急に「ぼー!」って汽笛が鳴った。何かと思ったら、窓の外に南行きの同社フェリー。互いに行き交う際の合図だった。「そろそろすれ違いますよ」って事前にアナウンスが入るのが常だった記憶だが、今回はなーんも無かったな。船間はかなりの至近距離、ここまで間近ですれ違って見たのは初めてだ。


1日目(昨日)のツーレポが書きあがった頃にちょうどお昼ご飯の時間。いつもならカップラーメンだが、今回は奮発して?食堂で。
2年前の北海道ツーリング時、メニュー落ちして食べられなかった海鮮系どんぶり。海鮮系どんぶりは学生時代に初渡道したときから憧れ、今回はメニューに「鮭とイクラ丼」があったので躊躇無く注文、がっつり食ってやった。むふぅ~♪と、ちょっとお金持ち気分(笑) 小さなことだが、こういうのが一番嬉しかったりもするんだな。基本的に庶民気質だもんで。
食べ終わってまたプロムナードへ。やることもなく、持って来た「ツーリングGOGO」や「ツーリング・マップル」を眺めてみたり、昨日着ていた服をコイン・ランドリーにかけてみたり。


やることがなくなると手が出るのはビール、売店で売ってたサッポロ・クラシック。最近じゃ近所の小さなスーパーでも売ってるのを見かけるぐらい。以前よりも(内地での)プレミアム度が落ちたのは間違いないが、それでも北海道の旅では定番。飲むべきものは飲んでおかないと。下船時間までは8時間ほど、アルコールは抜けるでしょ。


窓の外を見ると奥尻島。試しに外へ出てみると、信じられんぐらいに寒かったり・・・。冬用ジャケットを持って来たのはつくづく正解だったな。日中はともかく、日が落ちると(陰ると)急激に気温が下がるみたいなんで、走れるのは16時ぐらいまでってところか。以降は寒そうなので早め早めにキャンプ場入りしたほうがいいかもしれん。
一番の目的は大雪山。あと、ぐんと足を延ばして道東も欲張ろうかと思っていたが、こりゃ難しそうだ。


陸地が見えるってことは携帯電話の電波も入るわけで、嫁(携帯)や子供(Wii)にメール送信。どうでもいい話だが、この船(はまなす)には2等寝台にプライベート用コンセントが無い。敦賀発着の「すいせん」「すずらん」には枕元にコンセントがあったので、この船にもあるもんだと思っていたんだが。携帯電話の充電に重宝していただけに残念。


一度もお昼寝することなくお夕飯の時間。下船してから食べようかとも思ったが、結構遅い時間なので船内で済ませておく。
バイキング形式、何を食べようか迷いに迷ってトンカツ+モツ煮+白飯。普段、モツ煮なんて滅多に選ばないんだが、あまりの寒さに手が伸びた。


定刻通り20:45に小樽港着岸。車両甲板へと階段を降り、XRが停めてある場所へ。コンテナ・ボックスをキャリアに載せ、荷締めベルトでガチガチにパッキング。隣にいた若いライダーはこのまま夜通し宗谷岬まで走るとか。日の出を宗谷岬で拝めるか微妙なところだな。しかし、そんなハードな行程、オレにはできんなぁ。
車の後、バイクも下船開始。スロープをガタガタと降りるとひゅぅ~って冷たい風。やっぱ北海道だな。でも、フェリーの中の方が寒かったな。ありゃ空調利きすぎ。


せっかくなので、小樽運河をちょっと見学。かれこれ8年前、新婚旅行で嫁と二人で散策したなぁ・・・。橋の上から三脚を立てて写真を撮ってみたが、なかなかプロカメラマンのようなステキな写真ってのは難しいな。


この時間からキャンプは無理なので(昔はやったが)、今日は予約しておいたビジホに泊。
小樽駅の真ん前、「天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM小樽」って長い名前の宿。名前は豪華そうだが、至って普通の素泊まり系宿。しかも予約が取れたのは「スノーキャンプ・ルーム」って名前の部屋。部屋というか、一般個室に混じって設置してあるカプセル・ルーム。


カプセル・ホテルのそれと同じ。出発が遅れたことから急遽宿を取ることになり、シルバーウィークも重なってどこも満室ばかり。小樽近郊で唯一空いていたのがここ。2等寝台のあとのカプセル・・・。まぁ眠りに入ってしまえばどこで寝ても同じか。でも、お風呂は大きくてよかった。


お風呂上がり、ホテル内の休憩スペースでテレビを見ながら晩酌。コンビニで買ってきた「小樽ビール(ピルスナータイプ)」。これがすっげー美味し。今まで飲んだビールの中では1位。これ、纏めて1ダースぐらい持って帰りたいぐらいだった。
テレビでは早くもスタッドレス・タイヤのCMが流れ、織田裕二が「効き」を力説。まだ9月なのにな、北海道を実感。天気予報では明日から全道的に崩れるらしく、かなーり残念。

食って飲んで、北海道1日目終了。

本日の走行距離 5km

前の日   2009 北海道ツーリング 目次  次の日(1)