2009 北海道ツーリング(初めての「秋」北海道)Day 1

9/20
(名古屋~名古屋IC~(東名/名神/北陸道)~木之本IC~京都府舞鶴港)

ホントのところ、北海道出発は昨日だった。これまで「新日本海フェリー」ばかりを利用していたが、今回初めて「太平洋フェリー」を予約。乗ったことのない船なのでかなり楽しみにしていたんだが、家事都合により急遽キャンセル。急遽も急遽、フェリー乗り場まであと数キロの場所まで来ていてキャンセル。気ままな独身じゃあるまいし、家庭がある身なんだからヤムナシ。

で、一晩で問題は無事解決、仕切りなおして1日遅れで北海道へ。太平洋フェリーは3日に1回しか出航しないので、いつもの「新日本海フェリー」しかなし。運良く舞鶴発小樽行きの便に空きがあり、予約ゲット。


今回の旅のお供はXR250モタード。通勤用のADDRESS V125Gで行くのも楽しいかなぁって思ったんだけどね。テントや寝袋などのキャンプ道具、着替えやそのた諸々の全てをコンテナ・ボックス(アイリスオーヤマの60Lだ)に詰め込み、荷締めベルトでキャリアに固定。
長男(7歳)、長女(5歳)、次女(1ヶ月)、嫁(3?歳)に見送られ、17:30に自宅を出発。


近所のShellでガソリン満タンの後、名古屋ICを目指して市内を北へ。
秋の北海道は初めてなので、予め北海道在住の友人から聞き込み。「今の時期、暖かい道央はともかく、道東とか考えているなら冬用ジャケットのほうがBetter」とのこと。で、ゴールドウィンの冬ジャケを着てきた。が、9月のこの時期、まだ名古屋は日中30度。夕方でいくらか涼しくなってはいるものの、信号待ちでは汗だく。やっぱ3シーズン用ジャケットの方が良かったかもってちょっと後悔。

30分ほどで名古屋ICに到着、東名高速道路に乗る。5月に付けたETC、初めての本格活用だがやぱノンストップって便利だ。車に取り付けたときよりも数倍の恩恵を感じる。西へと走り、小牧JCTから名神高速道路へ乗り換え。シルバー・ウィーク(今年初めて耳にしたが誰が名付けた?)だけあって、高速道路には意外に車が多い。途中、大垣あたりで事故渋滞にはまった以外、まぁ淡々と制限速度で進む。
米原JCTから北陸自動車道へ。この辺りから急に体感温度が低下し、ガクブル状態。上は冬ジャケだから問題ないが、下半身はジーンズのみなのでかなり冷える。我慢できないほどではないが、名古屋からノンストップで疲れも溜まってきたのでPAにピットイン。


久々に長距離?を走ってちょっと疲れた。自販機でコーヒーを買い、すっかり冷えきった体を暖める。コーヒーの温かさが染みる感覚、これも久々^^;
今回、ツーリングの休憩時等、スナップショットをWiiに送るよう子供から言われていたので、まずはPAでの1ショットをVGAサイズで撮影し、自宅へ送信。Wiiはメール到着で本体がブルーに光るので、子供はすぐに気がつくはずだ。さぁなんて返事が返ってくるのか。これもちょっとした楽しみ。

寒さ対策のため、カッパの下を履いてから出発。風を通さなくなっただけでもかなりの防寒効果、ちょっと快適になった。
しばらく走って木之本ICで高速下車、鯖街道(国303号)で舞鶴を目指す。ETCゲートの料金表示は、例の政策のお陰で1000円ポッキリ。この値段に国民が慣れてしまうと、元には戻せないような・・・。高速を無料にするって民主党の政策もあるようだけど、ちょっとやりすぎでは? やるならトラックとか「働く車」だけで十分、「レジャー目的の自家用車」はこれまで同様、半額程度が無難だと思う。じゃないと、高速道路のインフラ整備が心配。必要なものはちゃんと徴収すれば良いかと。当然、コスト削減の企業努力をした上での話ですが。話脱線。

奥琵琶湖の北側を湖に沿うように走る。3桁国道とは言え交通量はそれなりにあって、地元民のペースは速い。山の中を走る道に街灯はなく、道の先がどうなってるかも分からない状態で流れに付いていくのはちょと大変。明るいと思ってたHIDでももう一声、光量と広い照射範囲が欲しいところ。

峠道は寒さもさらに増し、電光掲示は15度表示。体感温度は時速10Km/hで1度下がるから・・・。冬用ジャケット着てきて正解だったよ。
小浜市辺りで若狭海岸に出る。昼間走ると蒼い海がばーんと目の前に広がってキレイなんだが、まぁーっ暗なんでなーんも見えず。今度は国道8号線を西へ。いい加減お腹も空いてきたので何か食べたいところ。が、走れど走れど店は無く、あっても飲み屋系ばかり。時計はすでに21時、最悪はフェリー乗り場で食べればいいやって諦めかけた頃、道沿いに「すき家」発見。思わず吸い込まれそうになるが、なんとなく躊躇。うちの近所にあるしなぁ・・・。その向かいにマックを発見。ここならコーヒーでも飲みながらのんびりと・・・。が、こっちも何となくスルー。せっかくツーリングに来てるわけだし、(昔なら躊躇せず入ったが)チェーン店じゃ味気ない。他に何か店がないんか?ってさらに先に進むと、チェーン店じゃないラーメン屋を発見。冷えた体を温めるにラーメンは持ってこい。吸い込まれるように駐車場へ。


「こくラーメン」って名前の店で、地元では人気なのかお客さんが多い。メニューの中から「名物」って文字が踊っていた「こくラーメン@650円」を頼む。背油系、尾道系に似たラーメンだ。「冷えた体+空いた腹」って好条件下ではあるものの、食べごたえのある麺に濃い目のスープが美味く、がっつくように一気に食べきった。ふと入った店で美味かったりすると嬉しいな。
店内は家族連れやカップルなど、楽しい話し声があちらこちらから。そんな中、一人でラーメンをすするのはちょっと寂しく・・・、食べ終わってから店の駐車場で家に電話してみた。我ながららしくない・・・。


22:30 舞鶴港到着。こんな9月の時期でもバイクの数はそれなりに多く70~80台ほど、その乗船待ち列の最後尾に停める。乗船予定の船はすでに入港していて、暗闇に巨体が光っていた。今回乗船するのは「はまなす」って船。200m越えの巨大船で、昨年(2008年2月)家族で北海道スキーへ行った際に乗った「あかしあ」の姉妹船。


まずは乗船手続き、ターミナルで発券してもらう。行きは「舞鶴→小樽」,帰りは「苫小牧→敦賀」、周遊割引で往復約40,000円弱(@2等寝台+250cc)
あとは乗船開始を待つばかり、まだ1時間ほど時間があるので、嫁に無事到着の電話。子供3人の面倒を一手に頼んでしまって申し訳ないm(_ _)m 来夏は是非とも家族で北海道へと嫁リクエスト、そりゃいいな。家族で北海道キャンプなんていいよ。ただその頃、まだ一番下の子供は1歳になるかならないかだけど大丈夫かな・・・。


23:40 バイクの乗船開始。なんでだろ? 船に乗るときに感じる高揚感が今回は無かった。なんか不思議な感じ。慣れ?


スロープを上がり、係員に誘導され所定の場所に駐輪、ローギア+ハンドルロック。荷締めベルトを外し、キャリアに積んだコンテナ・ボックスを下ろす。この荷物全降ろしの「新日本海流」は嫌いだ。


ロビーで寝台番号を聞いて指定場所へ。お気に入りの2等寝台なんだが、家族で1等に乗船したこともあってか、一度贅沢に慣れてしまった体に2等はちょっと物足りない。人間って贅沢にはすぐに慣れてしまう動物だな・・・。
お風呂は25時にCloseしてしまうので、荷物を片づけベッドメイクしたら大浴場へ。排気ガスまみれで黒くなった肌も、石鹸で洗い流してさっぱり。冷えきった体は湯船で暖かさを取り戻した。


乗船前に買っておいたビール(第3だけど)とつまみでひとり乾杯。このあとワンカップ日本酒も飲み干し、いい感じで酔っぱらって26時頃に寝た。

本日の走行距離 216km(32.7km/L)

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