RALLY JAPAN 2023 観戦してきた

今年も長男(大4)とWRCを観戦してきた。

昨年はチケット購入に失敗し、最終日のセレモニアル・フィニッシュしか見られない残念な結果に。
その反省を生かし、今年こそはSS観戦と意気込んでいたが、狙っていたのチケット(設楽町SS)はあえなく落選。念のためと応募した豊田スタジアムでのSSS(SS8)のみ当選。
一般公道でのSS観戦はできないものの、特設ステージでの走りを間近で見られるってことで期待大で会場へ。

名古屋市営地下鉄で豊田市駅まで揺られ、歩いて20分ほどで会場の豊田スタジアムに到着。昨晩から降り続いた雨はほぼほぼ止んだものの、厚い雲に覆われてる空模様。

あれこれ見たいものはあるが、まずは特設(競技)コースの「コースウォーク」から。
スタジアム観戦チケットのうち、ホスピタリティ、EXプレミアム、EXゴールドのチケット購入者だけが入れる(歩くことができる)特典。競技開始前の2時間のみ。

普段、名古屋グランパスがホームとして使用するグランドをアスファルト化し、ラリーカーが2台併走で競技できるようなコースとしたもの。海外ラリー映像等で見たことがあるSSS(スーパー・スペシャル・ステージ)だが、モータースポーツに対する理解が低い日本で、しかもスタジアムで実現されるとは思わなかった。
本番(レース)では1周2.1kmを2台同時スタートしてタイムを競うらしい。思ってたよりもコース幅はあるが、直線区間は極めて短くてツイスティなコースレイアウト。ここをドリフトして抜けていくのを早く見たい。

またとないチャンスなので、長男と一緒に記念写真を撮った。よい思い出になった。

レース開始まで時間があるので、一旦、お昼ご飯を食べに外へ。キッチンカーでもよかったが、座ってのんびりと食べたかったので近所のイオンまで徒歩20分。
フードコートでラーメン食べたり、タリーズでお茶をしたりのんびりと。町を挙げてのイベントかと思いきや、イオンにはWRCの文字はなかった。

再び豊田スタジアムへと戻り、協賛各社のブースを見て回ったり。
アジアクロスカントリーラリーで実際に走ったデリカD:5のサポートカーが居た。これって先日のJAPAN MOBILITY SHOW2023でも見たような気がする。

会場の一等地には、ひときわ目をつく大きなスクリーンにHYUNDAIの文字。これまでのレース映像を流すとともに、IONIQ 5 N Drift Specなる車両が展示されていた。EVのはずなんだが、車体後部からは野太いエンジン音が鳴っていた。スピーカーから再生しているものと思うが、その感覚が理解不能。

サービスパークも歩いてみたが、レース車両が居ない時間帯だったのでのんびりムード。トヨタとフォードのメカニックが親しげに雑談していたり。

やはりトヨタ、フォード、ヒョンデ(ヒュンダイ)の3メーカだけでは寂しいね。三菱、スバル、スズキ、プジョー、シトロエンなど戻ってきてほしい。
やっぱ一番は「ラリーの三菱」の復活。

一通り見終わったので、スタジアム内へと入り指定のシートへ。応募したのが早かったからか、まさかの1階最前列で気分が上がる。

17時から開始のSPECIAL DEMORUNを観戦。実は本チャンのレースと同じぐらい楽しみだったイベント。
三菱トライトン(AXCR2022 優勝車)とトヨタランドクルーザー(ダカールラリー2024参戦車)との並走が見られたり。

日野レンジャー(ダカールラリー2018参戦車)が所狭しと巨体を揺らしてコースを走り、またジャンプを見せてくれたり。

往年の名車 トヨタセリカGT-FOUR(ST185)と三菱ランサーエボリューションIIIが特設コースを走行。アラフィフ世代にはどストライク。旧車を労わっての抑えた走りではあったものの、直線区間では爆音とともに加速、コーナーを鋭く曲がっていく様は、昔テレビで見たラリー中継のままだった。本当に良いものが見られた。

19:30になり豊田スタジアムSSS(SS8)がいよいよスタート。
スタジアムの照明が落とされ、音楽とともにレーザー光線が照射されてラリーカー順次入場。アナウンスの盛り上げ方も上手。

Rally1車両はトヨタ、ヒョンデ、フォードの3チーム。TOYOTA GAZOO Racing WRTは「GRヤリスラリー1ハイブリッド」、HYUNDAI SHELL MOBIS WORLD RALLY TEAMは「i20 N ラリー1ハイブリッド」、M-SPORT FORD WORLD RALLY TEAMは「プーマラリー1ハイブリッド」。

スタジアム内にエンジン音に排気音、そしてタイヤのスキール音が鳴り響く。思ってたよりも近くで見ることができて迫力がある。

ハーフウェットな路面、ツイスティなコースにケツ振り(ドリフト)して抜けていく姿に会場は盛り上がったが、コンクリートウォールに後輪をヒットし、脱輪リタイヤしてしまう車も。

加速、コーナリング・スピード、そしてエキゾーストなどの迫力はRally1には敵わないものの、Rally2/3も見ごたえあり。シュコダ・ファビアRS、フィエスタMkIIなど普段見られない車が走る。
せっかくなので迫力あるかっちょいい写真を撮りたかったが、Aquos(アンドロイドスマホ)では無理。

レース中のハプニング(事故)の影響もあり、SSSは30分遅れて21:30に終了。豊田市駅から地下鉄に揺られて自宅(名古屋)へ。
今年こそはと期待していた公道観戦ができなかったのは残念だったが、SSS(スーパー・スペシャルステージ)は思った以上に楽しかった。すぐ間近でレース車両が走ること、2台並んでのデッドヒート、そして勝敗が分かりやすく、また会場の一体感など、見に来たかいがあった。

また来年。

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