2023 名古屋から鉄路で長崎へ(軍艦島と原爆資料館)Day 2-2

8/19(水)(2日目:2/2)
常盤桟橋~出島資料館~老李 長崎中華街 総本店~長崎駅~モントレ長崎

13:30 常盤桟橋へと戻り、軍艦島ツアーは解散。
ガイドの方が池島ご出身とのことで、アクセスや見どころなどについて教えてもらった。軍艦島同様、池島にも見たい建造物があるので、次回、長崎に来る際の旅のプランに。

15:15 今日のメインイベントは軍艦島ツアーだったんで、ここから先はロスタイム。
特に予定(計画)もしていなかったが、ホテルに戻るには時間が早すぎるので周囲を観光。

桟橋から歩いて10分、小学校の授業で学んだ出島を見学してみることに。
当時、教科書の挿絵で見た出島は、本土と橋で結ばれた扇形の人口島で、外国との交易とキリスト教の普及を(極端に)制限している感じだったが、いまや周囲の埋め立てが進んですっかり街中に。言われないと「出島」があることが分からないほど。

平成8年度(1996年度)から復元整備事業が進められ、当時と同じ場所に「出島表門橋」なる橋がかけられており、これを渡って「出島」へと渡る。
出島側に力(負担)がかからぬよう、対岸(江戸町側)から片持ちで支える特殊な構造の橋とのことで、出島側を浮かせているらしい。言葉で説明するのは難しいが、シーソーの上を歩くイメージ。これを考え付いた人、実際に建造した技術はすごい。

門をくぐった先で入場料(大人520円)を払い、江戸(鎖国)時代へワープ。
遠くにビルが見えてしまうのが残念ではあるが、道沿いにずらりと並んだ当時の建物は壮観。
最終的(2050年)には、当時の建築物を全て?復元するとともに、現在陸地になっている出島の四方を運河で囲む計画らしい。

見学順序(ルート)がよく分からなかったので、まずは目の前にあった特徴的な建物から。屋根がかけられた外階段が洒落てる。

当時のオランダ商館長の住居だったらしく、カピタン部屋と呼ぶらしい。
畳の部屋なのにテーブルと椅子が並び、窓には大きなカーテン、そして天井からはシャンデリアがぶら下がる和洋折衷。また、土壁ではなく壁紙が張られた壁や天井。

道を挟み、カピタン部屋の前には、輸入した砂糖が収めた一番蔵、蘇木(染料)を収めた二番蔵(貿易館)、その他の輸入品が収められていた三番蔵と並ぶ。

内部は当時の倉庫の様子や貿易品の紹介があったり、ちょっとしたお勉強ができる空間もあり。
小学生のころは歴史(社会科)の授業なんて好きじゃなかったのに、大人になって年を取ってから興味がわくのって自分だけじゃない気がする。

出島に架かる橋は、もともと5m程度とこじんまりしたものだったらしい。その後、中島川変流工事で拡張されたため、現在のような大きな川幅(30m)になったとのこと。

出島の端には、明治期と思われる「旧長崎内外クラブ」と「旧出島神学校」があった。どちらも大きなバルコニーが特徴的で、色合いがこの時代っぽい。

すぐ隣には、出島の1/15模型。全体を把握するにはこれが一番わかりやすい。
現在進められている復元工事は、最終的にはこれが1/1スケールで再現されるってことだな。

歴史の知識がないから楽しめないかと思ったが、どれも解説が丁寧だったし、ボリュームもさほど多くなかったので、適度に楽しむことができた。来てよかったよ。

出島を後にし、夕飯を食べに繁華街へ。

昨晩の夕飯が残念なことになったので、今日はちゃんと長崎名物を。
当初、長崎新地中華街で食べようと考えていたが、たまたま知り合った地元の方から全否定。あれは観光客向けで地元の人は食べない(行かない)って。
じゃ、地元の人が食べる店、おすすめはどこよ?って教えてもらった「老李(ラオリー) 長崎中華街 総本店」って店。

カウンター席に通され、教わった通り「元祖 生からすみちゃんぽん」を注文。
生まれてこの方、からすみなんて口にしたこともなく、まずは白濁スープそのままでいただく。濃い目の鶏がらスープに太麺がよく絡み、ちくわ、豚肉、キャベツなど具沢山で美味しい。ちゃんぽん自体、あまり好きなほうではなかったが、確かにこれは美味しい。
次に、からすみをスープに溶いてみる。塩のうま味とコクが広がり、スープのうま味が数段アップ。おすすめするだけのことはある。

サイドメニューに「水餃子」も注文。味付けされているとのことで、たれをつけずにいただく。
中からあふれ出てくる肉汁やばく、口中に広がる幸せ。今まで食べたどの水餃子とも別物、ここの店のファンになった。よい店を教えてもらった。

長崎駅へ寄り道し、明日の朝食を物色。
地元名古屋では見たことのないパン屋さんがあったので、是非とも食べておこうとメロンパンとクロワッサンを購入。(JR九州駅構内に展開するアンデルセングループのパン屋らしい)

歩いて帰るには遠かったので、帰りはバスでホテルまで。
停留場で待っていると、やってきたバスの行き先に「ダイヤランド」って文字。何か施設の名前かと思ったら町名らしい。長崎は三菱色が濃い町だから、ダイヤってことはスリーダイヤだろうし、三菱グループが造成した土地かなんかでしょうきっと。

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