2017 東北ツーリング（秋田～岩手～青森～岩手～宮城）Day 2-2

６／１３（火）
（～十和田IC～（東北道）～青森東IC～八甲田丸～食堂おさない～サンルート青森）

国道沿いのエネオスでガソリンを給油し、コンビニでコーヒーで休憩した後、十和田ＩＣから東北道を北上する。
平日なのでガラガラ、バックミラーに意識を集中させつつ、制限速度＋αで走ってると、後方の遥か彼方から猛然と加速して来る１台の車。察して即シフトダウン、制限速度まで一気にスピードを緩めてセーフ！　久々にマジ焦った。（クラウンの覆面）

青森東ICで下車し、ナビに誘導されるがまま下道を走って「サンルート青森」に到着。
まだ１５時だってのに駐車場はほぼ満車状態。ＶＦＲをどこに停めようかと迷っていると、親切に誘導してもらい、従業員用ながら屋根付きのスペースに停めさせてもらった。心遣いに感謝。

一杯やるにはまだ早いので、もう一度行きたいと思っていた「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」へ。ホテルからは程近く、歩いて数分で見えてきた白と黄色の船体。
以前に来たときは三沢基地（出張）からの帰り道、雪が降る寒い中だった記憶。

外階段を上がり、扉を開けて船内に入ると、重油やオイルが入り交じったようなフェリー臭が^^;
乗ったことがある人なら分かってもらえると思うが、独特の感じなんだよねぇ。個人的には嫌いじゃないです。旅（ツーリング）の楽しい思い出があったりするし。

以前に来たときとは展示物が異なっていて、こじんまりではあるが、昭和30年ごろの青森が再現されていた。お台場に係留されていたフローティングパビリオン羊蹄丸にあった「青函ワールド」を移築したものとのこと。
つーか、羊蹄丸ってなくしちゃったのか・・・、貴重な歴史遺産なんだが。

たぶん１等船室。
部屋の手前にテーブル席、奥に２段ベッドと豪華な感じ。見てるだけで船旅に出たくなる。
ただ、青森と函館間は４時間程度だったらしいから、ゆったりくつろぐ時間はあれど、寝て過ごすほどではなかっただろうね。

当時の看板もあったり。今時はLED表示だったり、モニタでの案内表示だったりするので、ありそうでなかなか見かけない代物。だから何だ？って言われちゃそれまでだが、見てるだけで楽しくなってくるのはσ(｀・・´　)だけ？？

操舵室を抜け、屋上デッキにも出てみた。
海面から結構な高さになるので正直怖かったり。また、年月（昭和３９年建造）と潮風でところどころ朽ち錆びてたりするので、違った意味での怖さもあったり。

煙突上部が展望台になっていたので上ってみたが、あまりの怖さに５秒と居られなかった。

見学コースは下へと続き、列車を格納していた甲板へ。
（写真では明るく見えるが）甲板内部は薄暗く、間近で見る車両は変に迫力があり、また薄汚れてたりするもし、波に揺られてギシギシとなる音が恐怖感すら掻き立てて・・・（汗）観光客がたくさん居れば良かっただろうが、平日ってことでオレ以外は１人しか見なかったし。なにか出てきそうで・・・。

「エンジンルーム海面下になります」って案内看板をくぐってエンジンが収まる最下層へ。
誰一人居ない空間、目の前には２度と動くことは汚れたエンジン、船体のきしむ音は更に大きくなり、物陰から何かが出てきそうなホラー状態・・・。写真を数枚撮ってそそくさと後に。

所要時間にして１時間ほど、全ての展示物を見学し終えて外へ。歴史的な産業遺産として、今後も長きにわたり保存してほしいと思うが、地方の力だけでは難しいだろうねぇ。２度目ってこともあるが、前回来たときに比べて展示物（内容）がパワーダウンしてるのも気になったし・・・。
そんなことを思いつつ歩いていると、大きな石碑から石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が大音量。青函連絡船ったらこのイメージだよな。