2017 東北ツーリング (秋田~岩手~青森~岩手~宮城)Day 2-1
6/13(火)
(新日本海フェリー(しらかば)~秋田港~田沢湖~八幡平アスピーテライン~松尾鉱山資料館~岩手山)
下船30分前に起きればいいかなーって思ってたが、1時間も前に船内アナウンスが入って目が覚める。まだ4:20なんですけど・・・。昨晩は船の揺れに合わせて内装(壁)がギシギシ鳴る音でなかなか寝付けず、かなりの寝不足気味で起床。
顔を洗ってさっぱりし着替えながら外を見てみると、どことなく冴えない天気。日の出前だからなのか、それとも・・・。
船内アナウンスが入り、着岸とほぼ同じタイミングで車両甲板へと降りる。
がらーんとした風景に違和感。夏の北海道行きのフェリーったら、ところ狭しと車両が詰まってて、歩くのもやっとってな状況なんだが・・・。ちょっと時期がずれただけでこんなにも変わるもんか。
と、よくよく考えりゃ平日だもん。ライダーを含め、周りは年寄りばかり、良い年して遊んでんのはオレぐらいか。
自転車に乗った若者(たぶん大学生)も秋田港で下船。
オレも大学生の頃は、それなりに楽しんだ(遊んだ)が、他人に自慢できるような大きなことは成し得なかったなぁ。オートバイで日本一周はしたけども何度かに分けてだったし、あとは連日深夜までのアルバイト三昧。出来ることならもう一度やりなおしたい。
5:30 車が5台ほど降りた後、オートバイの下船開始。
が、降りて1分も経たないうちにシールドにポツポツと水滴。天気予報では「晴れ」だったはずなんだが・・・。
とりあえず目の前にあった「セリオン」なる道の駅へ。バイクを停め、空と睨めっこしつつ、カッパを着ようか着まいか迷うこと5分、Yahoo!の天気予報を信じてカッパ無しで強行することに。
が、この勝負は10分も経たないうちにボロ負け。道沿いのコンビニにピットインし、上下ともカッパを装着して完全防水体制にお色直し。ホンダ車に乗ると雨に降られるジンクスは、学生時代から変わらずか・・・。
国道13号線を東へ走るにつれ天気も回復し、そのうち路面もドライになってきたので、通り沿いにあった「道の駅 協和」で休憩。
カッパの上を脱いですっきり。なかなか気温が上昇せず、10~12度ぐらいをいったりきたり、あまりにガクブルなのでパンツだけはそのままで。
国道105号せんから県道へとスイッチし、寒さに震えながら走って田沢湖に到着。
路肩にVFRを停め、エンジンを切るとしーんと静けさ。平日の7時だもんで観光客は誰一人おらずの完全な貸切り状態。「たつこ像」に会うのはこれで2回目だが、周囲には解説文もなにもないから、相変わらず何のための像かわからず・・・。
「たつこ像」を後にし、田沢湖沿いの周遊ルートを流して楽しんでみる。角度によってはブルーに見えたり、天気がもっと良ければエメラルド・グリーンになる??
風がないので白波も立たず、鏡のようとまではいかないものの、周囲の山々が水面に写りこんできれいだった。
田沢湖から国道341号線を北へ、北緯40度線のモニュメントを右折し、いよいよ八幡平アスピーテラインへ。
自走での北海道ツーリング(2000年)時、岩手県に入り八幡平を目指したが、悪天候(強風)で真っ直ぐに走ることすらままならず、泣く泣く諦めた17年越しのリベンジ。
お日様も顔をだして来て天気はOKだが、いかんせん寒くてガクブル。標高が上がるにつれ気温がどんどん下がり、メーターパネルの温度表示は8度まで低下。出発前、名古屋では30度近くまで上がっていたんだが・・・。
八幡平の辺りは雪が残ってて、多いところでは1m近くも。さすがに夏本番になったら溶けちゃうだろうけど、それだけ標高が高いってことか。
で、アスピーテラインは予想通りの楽しい道で、これまで走った中でも5本の指には入る感じ。残念だったのは霧の濃さで、もうちょっと視界が開けてると更に楽しめたかと。
いくつかのスノーシェルターを潜り、八幡平を下っていくと、遠くに松尾鉱山に立ち並ぶアパート群。ネットで存在を知って以来、ずーっと見たいと思っていたもののひとつ。
どっかの工事現場に迷い混んだりしつつ、警備員のおっちゃんに道を教えてもらって到着。
道路からさほど離れていない?ところにかつての楽園。間近で見てみたいが、さすがに草を分け行って入るわけにもいかず、何より素人が手出しできるようなものではないので、遠くから見るだけで我慢。
道路のすぐそばに建ってるものもあったり。「至誠寮」なる独身寮だったものらしい。これなら侵入できそうだが、今にも崩れ落ちそうだし、何より無断で立ち入ったら犯罪だし、ここは大人としてグッと我慢。
鉱山跡を後にし、松尾八幡平ビジターセンター近くにある「松尾鉱山資料館」でお勉強。
軍艦島に比べてマイナーではあるが、後世に残すべき歴史的文化遺産なんで期待して見学したが、もう少し見ごたえがあるとなぁ。鉱石採掘方法や鉱山会社の沿革についての紹介が多く、当時の暮らし、建築などの紹介が増えれば、当時の歴史的背景を含め、更に理解が深まると思うんだが。
時間はちょうどお昼時。周囲には食事がとれそうなお店もなかったので、ビジターセンター内にあった食堂でお昼御飯。
券売機で食券を買おうにもほとんど売り切れ(ヤル気なし?)、麺類しかないし・・・。ちょっとでもご当地感があるものを食べようと「安比まいたけ山菜蕎麦」ってのを選んでみた。
お味は至って普通、ちょっと残念なお昼ご飯になった。
国道282号線に向け、県道を東に走っていると、右手に岩手山がどーんと。山頂付近が雲に覆われてしまってるが、雄大な姿を拝めることができて良かった。
会社の上司(群馬出身)は赤城山に大変愛着を持たれていたし、地元のシンボルになるような山があるのはいいね。自分の地元(愛知県)にはそういったものはないので羨ましい。