STEPWGN日記 – 37.燃費向上を狙ってATF交換(SHELL NEW SUPER ATF)

ここ最近、あまりに燃費が悪杉。街乗りでリッター5~6km、高速道路でもリッター11kmぐらい。運転してても車が重いし、アクセルを多めに踏まないとバックしなかったりするし。エンジン音は至って快調、タイヤの空気圧も適正、となると残るはトランスミッション。

ネットで調べてみると、ATFの交換時期は早ければ30,000km、大体50,000kmぐらいってところらしい。まぁ替えなくても走るし、実際に替えてるって人も周囲では聞いたことが無い。一時期、ATFを交換するとATが壊れるって都市伝説?もあったようだが、いまやディーラーはもとよりスタンドでもやってるぐらい。また、更に調べてみると、ステップワゴンのATFはヘタりやすいらしく(技術的根拠は不明だが)、早めの交換を推奨って書いてある記事もあったりして。熱的に厳しいのかな?


オイル交換ぐらい自分でやらないと気がすまない性質なんだが、ATF交換は敷居が高く已む無し。お付き合いのあるディーラーは無いので、いつも行ってる近所のスタンドへ。
店員を捕まえてATF交換してちょって頼むと、「見積りありますか?」って聞かれて、「はぁ?」って感じ。ATF交換って、エンジンオイルのようにドレンで抜き取るんじゃなく、オイルレベルゲージの孔に専用の機械を接続し、古いオイルを吸いだしつつ新しいオイルを注入。これを繰り返すことによってだんだん綺麗になっていく仕組みらしい。身近な例で考えると、水を出しっぱなしにした洗濯機の「すすぎ洗い」みたいなものか。うーん、なんかすごく非効率。理論的には100%新品状態にならないってことだ。なので、オイルの汚れ具合によってこの「すすぎ」作業の長さ(使用するオイル量)が決まるそうで、そのために見積りが必要とのこと。


車を預け、待合スペースで待つこと10分ほど。店員に呼ばれて説明を受ける。まず、うちの車のATFはかなり汚れていて、交換が必要な時期に来ているとのこと。元スタンドマンとしては、オイルを売りたいがための常套句だよなぁ~って勘ぐりつつも続く説明を聞く。


これが実際のオイル。見たところ素人目にも真っ黒け。見た目にインパクトあるな、これは替えたくなるぞ。シロアリか耐震診断のようだ^^
で、ここからが本題。店員曰く、うちのステップワゴンのATF交換には「21Lの新油が必要」とのこと。もともと3Lちょっとしか入らないATFに対し、なんでそんなに要るんだよ?って思いつつ、続く説明を聞く。この21Lってのはちゃんとした根拠があるようで、古いオイルを1L掻き出す(浄化する)のに新油が3L要るとのこと(要は交換率30%程度ってこと)、ステップワゴンのオイル容量と汚れ具合を勘案すると21Lになるんだと。なんか最後のほうの説明が「?」だったが、怪しい計算式を片手に説明する店員を前に反論も出来ず。

使うオイルは「Shell New SUPER ATF」。900円/Lなんで、21Lで18,900円! たかがオイル交換に目玉飛び出るな・・・。そんなに高いんじゃ燃費向上しても元が取れないじゃん。やっぱやめよーかなぁ・・・ってこちらの思いを察知したのか、更に説明は続く。
21Lってのは、ATFをほぼ完全にキレイにするのに必要な容量。オイルは消耗品と考え、まずまずキレイな状態まで持っていくならこの半分の容量(10L)でOKとのこと。そんなもんかね、商売上手だな。これなら10,000円を切るし頼むことにした。作業は30分ほどかかるとのことなので、近くの店で買い物をしたりして1時間後に受け取り。


キャンペーン期間中でオイル1Lサービス、お代は8,100円。交換工賃は入ってないけど含まれてるんだろうな。
車を受け取り、アクセルを踏んで加速すると、「あぁ・・・変わったな」ってすぐに分かるぐらい。車が一回り軽くなって正直、車が速くなった。これまで感じていたエンジン音と車速のアンマッチさ、いかにも「滑ってます(スリップ感)」って感じも解消。買い物に使って、嫁も同意見。ECOランプの点灯時間も長くなった。

オイル交換から約1週間。近所の買い物ばかりで100kmほどの走行で、気になる燃費は・・・。ほとんど変わってなかったorz 残念。

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