2009 北海道ツーリング(初めての「秋」北海道)Day 3-2

9/22(その2)
(富良野~麓郷~星に手のとどく丘キャンプ場)


いつ来ても混んでる富良野ジャム園の駐車場にバイクを停め、麓郷展望台を巡る展望コースを散策。コースは車やバイクでも走れるんだが、せっかくなのでカメラと三脚を片手にのんびり散歩。


こんな案内表示があっちこっちにあったりして、ドラマのシーンを思い出しながら歩くと、それはそれで楽しかったり。出発前、「北の国から」のDVDを片っ端から見ておいたのが良かったな(笑)


ほら、北海道らしい風景。三脚を立ててにわかカメラマンで撮ってみた。他人のツーレポとか見てると、すごくステキで臨場感溢れる写真とかあるんだが、どうしたらあんな風に撮れるんだろうか。ズームしてみたりしゃがんでみたり、あれこれトライしてみるがなかなか納得いく写真にならない。


働く車も絵になる。何をするための車だろ?? ご夫婦と思われる2人が作業をされていた。


展望台の近くにはちょっとしたひまわり畑があって、みな同じ方向を仰いで咲いていた。こんだけ咲いてると、「ウォーリーを探せ」をしたくなる。


展望台からは富良野の町を眼下に一望。案内看板には撮影スポットの解説があったが、どこがどこだかよくわからんかった。


ぐるっと一周、砂利道の展望コースを戻り、富良野ジャム園へと戻ってくる。それなりにカロリーも消費したと思われ、売店でおやつのソフトクリーム。渡道して初のソフト、期待いっぱいで口に入れるが「あれ?」って感じ。思ったよりも濃厚じゃなかった。


ジャム園で「白ワインぶどう」と「メロン」のジャムをお土産に購入、その足で隣のアンパンマン・ショップへ。
お店の前にはなんか分からんけどすごい行列、並ぶと何かいいことがあるのか? 並んだほうがよいのか??と、近くに居た店員さんに聞いてみると、アンパンマンとの握手会とのこと^^; 行列しなくてよかったよ。どうりでチビッコ連れのお父さん・お母さんばかりのはずだ。
外の行列のせいか店内は多少空いていて、この隙に買い物。生まれたばかりの次女用によだれかけを購入。ライダーにはあまりに場違いな店で恥ずかしく、買うもの買ったらそそくさと店を後にした。


麓郷の森を背にして数キロ移動、「北の国から2002遺言」で出てきた「拾って来た家」へ。ここを見学するのは初めて、入場料200円を払って園内へ。


こんな感じでドラマに出てきた家が展示してある。室内にも立ち入ることができ、ドラマの中に身を投じることが可能。


隣で見学していた女性が、「こんなの作っちゃうなんて五郎さんってすごいね」と言っていた。当然ながらこれらはドラマの美術スタッフが作ったもの、主人公が作ったと素直に感情移入してしまうのがこのドラマの凄いところか。息の長いドラマだしね。


ふと見つけた部屋の片隅のラジカセ。そうそう、昔はコンポ顔負けのでかいラジカセってあったよなぁ。しかもコレはレコード・プレーヤーまで内蔵してるし。この手のものってポータブルを謳ってるんで、どんな巨大なものでも乾電池駆動できるようになってるんだよな。単1×8本とかさ。いまじゃ考えられないけど。


上部にはカセット・デッキ。テープ・カウンタにDolbyのロゴ、隅っこに張られたステッカーも懐かしい。見てたらなんか欲しくなった。中古屋で手に入らんかな。ちなみに、こんなものを一生懸命に見ている(撮ってる)のはオレだけだった(笑)

日も傾きはじめ、だんだん気温も下がってきたのでそろそろキャンプ場へ。いつかはと思っている「北海道ファミキャン」を考え、ファミリー・キャンプ向けっぽいところを選んでみた。


「星に手のとどく丘キャンプ場」 麓郷や富良野の町からもほど近い場所にあり、今回が初めての利用。1泊1,000円(@ライダー)と道内にしてはちょっとお高め。 何かの雑誌で読んだ記事によると、キャンプ場を持ちたいって思いからオーナーがこの地に開園、星空を堪能するためにサイト内はトイレ,炊事場を除き、明かりを全て排除しているとか。こりゃ満点の星空が望めそうで楽しみだ。


テントを張った後、汗を流しに町へ。「フラヌイ温泉」っ名前の日帰り入浴施設。赤茶けた色の温泉だった。
風呂から上がり、近くにコインランドリーがあったので汚れ物を洗濯。洗濯が30分、乾燥が45分、終わった頃にはもう周囲はすっかり真っ暗。急いでスーパーで夕飯の買い出し済ませ、キャンプ場へと帰りを急ぐ。が、キャンプ場へ至る道には街灯や街明かりも全く無く、北海道独特の碁盤の目のような道が災い、何処をどうやって帰ったらキャンプ場に戻れるのかさっぱり。真剣ちょっと焦った( ̄ー ̄; ヒヤリ ハンドルに付いたGPS(ナビ)だけが頼り、道案内されるままキャンプ場へなんとか到着。

キャンプ場内には街灯の類が全く無いので、まずはランタンで明かりを確保。が、普段どおりマントルを空焼き、コックを捻るも「しゅぅ~」って音が全くしない。ガス・カートリッジがおかしいのかと別のモノに変えてみたが変わらず。どうもどっかで目詰まりしているような感じ。よりによって「明かりがない」ことを売りにしているキャンプ場でこんなことになろうとは・・・。頼みはLEDタイプのハンディライトのみ。LED独特の白い光は肌寒く、光量も少ないことから寂しい夜になった。


今日の夕飯は、家から持ってきた賞味期限間近の非常食(白飯)と、北海道へ着たら必ず食べる「やきそば弁当」。昼ご飯の豪華さを考えると、かなりチープな夕飯。
周囲を見渡すとキャンピングカーの類が多く、サイトからコード・リールで100V電源を供給していたりと、「星空を堪能してください」って自然派コンセプトとはチグハクな感じがした。ちなみにライダーは俺だけ、ちょっと場違いかも。


ビールじゃ暖まらないので、日本酒を燗して呑む。吐く息が白くなるほど寒い中、熱燗の日本酒は堪らんアー ヘ( ̄ー ̄ヘ)ロー。期待の星空、夕方頃から雲が出ていたのでダメかと思ったが、満点とはいかないまでも見ることができた。管理人のおにいさん曰く、昨日は満天、天の川がキレイだったそうだ。
あまりの寒さに21時頃にテントの中へ。寝袋にくるまって眠りについた。

本日の走行距離 291km(31.5km/L)

この日(1)   2009 北海道ツーリング 目次  次の日(1)