2015 富士山ツーリング (麓をぐるっと一周)Day 1-1

10/31(土)(1/2)
(名古屋~(名二環/伊勢湾岸/東名/新東名)~新富士IC~朝霧高原~鳴沢氷穴~)


週間天気予報の時点では「傘マーク」があって不安だったが、天気が崩れるのが週明けにずれ込んで晴天。今週末のチャンスを逃すと、この先は家族の予定とか入ってて行けそうにないので、晴れてくれてホントよかった。


ここ数日でぐんと気温が下がり、3シーズン・ジャケットでは肌寒いぐらい。特に富士山周辺は寒そうなので、冬用ジャケットに冬用グローブを装着。また、高速道路は体感温度が更に下がるので、念のために薄手のフリースも着込んで準備万端。
長男(中2)は部活へ、嫁は仕事へ、残った長女(小6)と次女(年長)に見送られ、8時ちょっと過ぎに自宅を出発。近所のシェルでハイオクを満タンにし、最寄のICから名二環に。


伊勢湾岸自動車道を経由し、豊田東JCTから東名高速へ。1時間ほど走って三ケ日JCTから新東名へ。かっ飛ばして走る車を見つけ、ペースカー代わりにして付いていく。
名古屋出発時には見えていた太陽が雲に隠れ、また新東名は山間部を走ることもあって、冬用装備でもちょっと寒いぐらい。カウルのお陰である程度の風は防げるが、寒いもんは寒い。先を急ぐツーリングでもないのでPAで休憩。
とにかく指先が冷えて仕方ないので、ホットの缶コーヒーで手を温める。装備が貧弱だった学生時代、ツーリングへ出かけるたびに缶コーヒーで手を温めていたのを思い出した。冷えた手のひらで覆っていると、熱いように見えてすぐに冷えるんだよね>缶コーヒー

新富士ICで下車し、国道139号線を北上。しばらくは街中を抜けるルートでペースが上がらないが、次第に交通量が減って走りやすく。が、「まかいの牧場」を越えたぐらいから気温が更に下がり始め・・・。


あまりの寒さに朝霧高原(道の駅)で休憩。ちょうど富士山が顔を見せてくれたので、展望台へと急ぎ、何枚かを写真に収めておいた。腕のなさもさることながら、コンデジじゃ見た目どおりの写真にならない。防水に特化したデジカメだから、画質は2の次なん?>DSC-TX30


富士山って通年、山頂に雪が積もってなかったっけ?? 温暖化のせい?って思いつつ道の駅へと戻る。展望台へと上る階段、周囲の木々も肌寒そう。あと半月もすれば降るかな?


時間はちょうどお昼時。せっかくなんで地元の名物をと思ったが、道の駅のレストランは普通のメニューばかり。特に目ぼしいものもなかったのでカツ丼。我ながら、富士山まで来て何故カツ丼??って思ったが、これがかなり美味かった。どっかのいい肉使ってますか?ってなぐらい。値段もリーズナブルだったし、ちょっと得した気分。


体も暖まったところで、再び国道139号線を北上する。富士五湖のひとつ、本栖湖を越えたあたりから国道は東へと向きを変え、山間を抜ける道は紅葉がキレイ。暑かったり寒かったり、1年の中で走って気持ちのよい季節はホント短いが、こういうちょっとした瞬間が気持ちいい。


一度見てみたいと思っていた鳴沢氷穴へ寄り道。有名な場所なんだよね? 観光バスもなし、観光客も少なめで、アレ?てのが第一印象。
JAF割使って260円(大人)、4桁が当たり前の観光地が多い中、かなり安いな・・・。


切符売り場の建物は新しかったが、氷穴の入口あたりから昭和な雰囲気。氷穴の成り立ちが書かれた看板とか、字体(フォント)や説明の難しさとか、昭和30~40年な雰囲気。


説明文が難しかったのでよく理解できなかったが、富士山が噴火した際に噴出したマグマのトンネルらしい。入口はかなり大きくて、階段を伝ってどんどん下へと降りていく。


すぐに道が細くなり、かがまないと頭を打ちそうな高さに。勾配も結構な角度、地面は濡れていたりするんで、転ばないように手すりを握り締めつつ下る。


更に進んでいくと、中腰にならないと通れないほどの高さに。岩から染み出た水で地面は濡れているので、足を滑らせないかと冷や冷や。滑り台のように落ちて行くこと間違いなし。


広くなったり狭くなったり、階段を更に下りていくと氷がたくさん。これってホント天然? 見世物として設置したものじゃない?? あまりに整然に並びすぎていて違和感っつーか、人工感を感じるんだけど。素直に感動できないあたり、すっかり心が汚れてるっつーかなんつーか。


閉所恐怖症ではないが、ここで地震があったり崩落したら帰れんよなって思いもあって、いそいそと氷穴を脱出。見学ルートも短かったし、時間的に5分ぐらい。知識がないってのもあるが、見せ方もイマイチだったし、自然の神秘を感じるには物足りなかった。
見学通路の帰り道が「お土産物コーナー」を通らないと帰れないってのも興醒め。沖縄(ひめゆりの塔)のときのように、強烈な客引きがなかっただけマシだったが。

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