愛岐トンネル群で紅葉狩りしてきた
旧国鉄中央線の愛岐トンネル群が特別公開(2023年11月25日から9日間)されるとのことで、紅葉狩りを兼ねて妻と行ってきた。
自宅の最寄駅から地下鉄に乗車し、千種駅からJR中央線に乗り換え。
やってきたのは、昨年3月から走り始めた315系車両。JR東日本でも西日本っぽくもない、見た目になんだか不思議な車両。オレンジはJR東海のコーポレートカラー。
先頭車両に乗車し、運転席の真後ろでかぶりつき。
車内はロングシート、カーテンはなくUV-IR CUTと書かれた遮熱・遮光ガラス、ディスプレイはドア上部の1面のみ、広告表示はなく運航情報のみ。
揺れは少なく、静かで快適だが、いかにもJR東海というかワクワクする感じがない車両。東海道新幹線と似た雰囲気。
千種駅から20分ほどで定光寺駅に到着。普段は普通しか停車しないが、イベント開催中とのことで快速も停車。
駅から歩いて5分ほどで入口ゲートに到着。
ここから約1.7kmにわたり廃線区間を散策可能。旧国鉄中央線跡を歩き、途中には3号から6号までの各トンネルもくぐる。普段は立ち入り禁止の場所に入れるとあって、ちょっとした特別感あり。
入場料100円を支払って散策スタート。
受付すぐの場所に3号トンネルがあり、実物大のD51の大幕が吊り下げられていた。こうしてみるとかなりでかい。
パンフレットによると、日本三大廃線トンネル群なるものがあるらしく、碓井峠トンネル群(群馬県)、北陸線トンネル群(滋賀県,福井県)、そしてここの3か所のとこと。
廃線になってから50年以上も経っており、線路があった場所には樹木が生えていたり。
真っ暗なトンネルを歩いてくと、次第に出口から光が見え始め、そして目の前に色づいた紅葉が出迎えてくれるのがたまらん。
4号トンネル付近にあった三四五(みよい)の大もみじ。愛知県下最大らしく、3本、4本、5本とも見えるから名づけられた名前だそう。
いつまでも見ていられるし、ほんと四季がある国に生まれてよかった。そして、自宅にも紅葉が欲しい。その前に、紅葉が植えられるほどの庭(敷地)が欲しい。
最長となる6号トンネルを出たところで散策は終了。ちょうど愛知県と岐阜県の県境、ここから先もトンネルが続くらしいが未整備とのこと。
来た道をそのまま戻るつもりだったが、足にまだ余裕があったので廃線跡から外れて「もみじ山」へ。周回路になっており10分ほど散策。
よく日が当たるのか、こちらのほうが色づきが良かった。
来た道を戻り、途中にあったベンチでお昼ご飯。
コンビニで買ったおにぎりとペットボトルのお茶。きれいな景色を見ながら食べると美味しさ2割増。
せっかくなので夫婦で2ショット写真を撮ってみた。我ながらちょっと老けたな。年齢(53歳)を考えれば当然だが、ちゃんと見た目に気を付けるようにしよう。
紅葉をたっぷり堪能し、行きと同じくJR快速に揺られて名古屋まで。
急遽、思い付きで出かけたが、電車だったので渋滞もなく、人混みもさほどでもなく、ゆったりと楽しむことができた。