STEPWGN日記 – 57.車中泊用ベッドの作成(イレクター28φ)
今年の夏は天候に恵まれず、計画していたファミキャンは雨天中止、ツーリングは38度オーバーの酷暑で中止。仕事のストレス?も重なって鬱憤がかなり溜まっているので、秋の行楽シーズンにTDRへ行くことにした。
人生初のTDRへ行ったのは昨秋、21時に名古屋(自宅)を出発して26時着。開園までの間、車の中で仮眠を取って・・・って全然眠れなかった!
シートを倒せば眠れるだろ?って考えていたがなかなか寝付けず、シートをフルフラットに出来ることすら知らず、初の車中泊は惨憺たるありさま。同じ過ちを2度繰り返すことないよう、出発前に予行演習。
まずはフルフラットにする練習から。ヘッドレストを外して寝かせるだけなんだが、シート間の隙間がほとんど無く、最後はバックレストを押し込むようにしてセット。出来上がりはしたが、思いのほかデコボコ。これでもフラット(デコボコがない)になるほうらしいのだが。。。
室内寸法は前後方向が約3m、左右方向が約1.4m。4人ならなんとか眠れそうだが、さすがに5人+荷物となると無理がある。
考えられる解決策は、2層構造とするしかないわけで、車中泊用のベッドを作ることにした。
思い立ったら即実行、頭の中で「出来上がり」を思い浮かべつつホームセンターまでひとっ走り。
イレクター売場へ一直線、150cm×3本、90cm×3本をカートに。ジョイントは「プラスチック・ジョイント」と「メタル・ジョイント」の2種類があり、価格の安い前者を選択。プラスチック・タイプは専用の接着剤で接続するため、分解に難があるが仕方ない。あわせて専用のハンドカッターも購入。3.5kと値ははるが、一度買っちゃえば一生もの?
家に戻って、早速作業開始。
出来上がりの荷姿を想像しつつ採寸し、パイプをとんどんカットしていく。見た目プラスチックでも内部は鉄パイプ。普通ならそう簡単にカットできるものではないが、専用品だけあって素人でも楽々。切り口もきれい。
カットしたパイプにジョイントを取り付けてパイプ同士を接続。全てのパイプを接着してしまうとバラせずなくなってしまう(車に出し入れできなくなる)ので、主要な部分のみ接着とし、あとは接着剤なし(差し込むだけ)の状態で使うことにする。
使用する接着剤は有機溶剤の専用品、注意書きがこれでもかってぐらいに書いてあって。ちょっと嗅いだだけでも心臓がバクバクするほどの異臭。
こんな感じで骨組みが完成。作業自体は簡単なんだが、腕組みして考え込んでる時間のほうが長く、車のスペースに合わせる(構想を練る)のに時間がかかった。
早速、車に積んでみる。
シートの隙間にパイプをねじ込むようにセットするので、かなり激しく揺すってもびくともせず。走行中に使う予定はないが、これなら使用中(寝てる間)に崩壊することはなさそう。
12mm厚の合板を買ってきて2分割の床を作り、イレクターの上に載せる。外れないようにタイラップで固定してできあがり。
ここまで仕上げるの材料費は10kぐらい、思ったよりちょっと高かったが専用品に比べてば格安。
完成してから1週間後、ディズニーでの車中泊(仮眠)用に早速使用。そのままでは背中が痛くなるので、余ってたシート用カバーをかけ、更にキャンプ用のマットを敷いて寝かせた。子供からは「寝やすかった」との高評価。小学校中学年ぐらいまでなら眠れるサイズだし、これから数年は使えそう。