2022 北海道ツーリング (きっと最後のキャンプツー)Day 3-2

8/22(月)(3日目:2/2)
(~道の駅 るもい~三毛別ヒグマ事件復元地~とままえだベアー~オロロン鳥 モニュメント~みさき台公園 オートキャンプ場)

終点の留萌ICまで走り、「道の駅 るもい」に寄り道。
ちょっと休憩だったり、食事が取れたり、地元のお土産物が買えたりと、何かと便利なので道の駅は助かる。その一方、昔ながらのドライブインとかホント少なくなった。廃墟と化したところも多いし、それはそれで寂しい限り。

それなりの規模の道の駅に見えたが、土産物屋やジュース、ソフトクリームを売る売店はあるものの、食事がとれるようなレストランはなし。 諦めかけたところ、施設内に出店していた屋台に「にしん親子弁当」の文字。このあたりはにしん(鰊)が有名なのは知っていたし、何より「留萌駅駅弁」と「日本全国駅弁大会第3位」の文字に惹かれて購入。

ご飯の上にニシンの甘露煮と白醤油漬けのカズノコが2本。両者が揃っているので親子弁当。
甘露煮はしっかりと煮込まれていて濃い味、口の中でほろっと砕ける絶妙さ。数の子は、塩分控えめで数の子本来の味が楽しめ、近所のスーパーで売ってるものとは全然違う。これなら2~3個は余裕で食べられるな。
あとで分かったことだが、本来は、前日までに予約しておかないと食べられないレアな駅弁らしい。

ちょっとお腹に物足りなかったので物色していると、変わり種の自販機を発見。
清涼飲料やコーヒーではなく、数の子やホタテ、プリンやケーキなど。お値段も下は500円から上は1000円までと自販機にしては高額。

強気な価格設定ではあるが、せっかくの記念(旅の思い出作り)に「固すぎるプリン」を買ってみた。
普段はスイーツなぞあまり食べないし、ましてプリンなんて何年ぶり? なので、良し悪しは分からないものの、プリンにしては固めってのだけ分かった。

道の駅を後にし、国道232号線(オロロンライン)を北上。しばらくすると左手に海、右手に牧草地、そして延々と続く道。最初にここを訪れた時は、あまりの景色にびっくりしたが、あの時の感動のまま、最果て感たっぷり。

このままオロロンラインを北上し続けようかとも思ったが、時間に余裕があったのでちょっと寄り道。苫前町から内陸へ入り、道道1049号線(ベアーロード)を進む。
しばらくは民家があったものの、次第に寂しくなって山の中へ。携帯電話は圏外となり、前後に走る車もなくて対向車もゼロ。そして最後に砂利道。

三毛別羆事件復元地に到着。
身長2.7m、体重340kgの巨大熊が開拓小屋を襲う様子を再現。この地で起こった惨劇を知っている(読んだことがある)ってのもあって、「作り物」って分かってても怖いレベル。無人の展示物だし、自分以外に観光客もなし、また周囲に何もない山奥ってこともあってめっちゃ怖い。

せっかくなんで開拓小屋(建物)の内部にも入ってみたが、見れば見るほど怖くなってしまい、もうあかん。
苫前町のホームページに書いてあった「ヒグマが出没することもあり得ます」「夜間の見学は危険ですので、ご遠慮ください」「携帯電話:圏外」の文字、一人で来るような場所じゃなかった。

いそいそと出発準備し、半べそ状態で退散。見てはいけないものを見てしまった感、アクセルを多めに開けて来た道を戻る。映画じゃなくリアルな話なんだよな。それもわずか100年ほど前。
現代社会に生まれてよかった。オレには無理。人の姿を見て、走ってる車を見て一安心。

再び国道232号線(オロロンライン)を北上する。気分もだいぶ落ち着いてきたころに巨大なオロロン鳥。
正直なところ「気持ち悪い」ので、無意味な巨大化はやめましょう。沖縄県最北端の辺戸岬にあるヤンバルクイナもしかり、あれは気持ち悪いを通り越して怖いです。

17:00 今日の目的地「初山別みさき台公園オートキャンプ場」に到着。
センターハウスで受付を済ませてチェックイン。海が見える芝生の広大なスペース、1泊2日で500円也。

フリーサイトスペースの適当な場所にテント設営。
北海道出発前に試し張りしておいたので、手際よくちゃちゃっと。広大な芝生に建てるテント、あー、いいね。

テントから歩いて5分ほど、キャンプ場に隣接する「しょさんべつ温泉 ホテル 岬の湯」で日帰り入浴。荷物を降ろし、テントを建てたらもう動きたくない(オートバイに乗りたくない)性質なので、お風呂が近いってのはポイント高し。
入浴料は600円,日本海を一望できる露天風呂もあったりなんかして気持ちよかった。

汗も流してさっぱり、ランタンに火をともして夕食タイム。今夜は,セコマで買ったお弁当とお酒でお夕飯。自炊しろよって言われそうだが,料理に長けていないし,セコマのお弁当は美味しいので満足。

あっという間に夕食を食べ終わり、持ってきたポケットラジオで地元放送を聞きながらぼけーっと。

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うーん、何もやることが無いというか、何をすればよいか分からず、気づけばスマホを触ってる状況。以前はキャンプツーもソロキャンもあんなに楽しかったのに、ひとりぼっちで過ごすことがこんなにつまらなく(寂しく)感じたのは初めて。

本日の走行距離:261km(47.1km/l)

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