2015 しまなみサイクリング (自転車の聖地を走ってみた)Day 1-1
8/21(月)(1/2)
(名古屋~尾道~(渡船)~向島~因島~(芸予フェリー)~笑姫食堂~今治)
当初は一人で行く予定だったが、長男の都合があったので一緒に行くことに。部活や塾など忙しさは親顔負け。中学生ってこんなもんだったっけ?って思うことが多々。まぁオレは帰宅部だったし^^;
輪行(新幹線)で行くか車(STEPWGN)で行くかかなり迷ったが、列車内での自転車の置き場所等で気を使いそうだったので、車で行くことにした。
名古屋から尾道までは約400km、高速を乗り継いで5時間以上はかかりそう。朝の早いうちから「しまなみ」を走りたかったので、21時30分に名古屋を出発。
最寄のICから高速に乗り、名二環、伊勢湾岸道、東名阪、新名神、名神、中国道、山陽道と7つの高速道路を乗り継いで「福山西IC」で下車。途中で仮眠を取りつつ走ったので、名古屋から約7時間と思ったよりかかった。
STEPWGNにはクルーズコントロールがないので、右足が結構疲れた。
オートバイ(ツーリング)では何度も来たことがある尾道だが、車で来たのは今回が初。
駅前近くの駐車場はお高いので、ちょっと離れたタイムズに車を停めて出発準備。自転車を引っ張り出して組み立て、サイクルジャージに着替え、ボトルに水を補充、旅の記録にGPSロガーをセットして6時ちょい過ぎに出発。
向島と接続する尾道大橋は、自転車用の道路が整備されておらず、車道は道幅も狭くて危険。ツーリングで走った経験もあり、自転車で走った人のブログ等を参考とし、ここは渡船で渡ることに。
コレに乗るのは10年ぶりと懐かしい。ひっきりなしにやってくる船は、人+自転車で70円。
日本一短い航路は、ほんの数分で終了。
降りた場所からは20cm幅の青いラインがひかれ、これを辿っていけば四国(今治)まで連れて行ってくれる代物。距離にして約80km、1日で走る距離としては大したことないが、せっかくなので観光地ちっくはこもしたいし、何より橋に至るループ(登坂路)はかなりの高低差。ガチのローディーじゃないので、舐めてかかると痛い目にあいそう。
まだ朝早いんだが、既に自転車乗りの姿がちらほら。整備されたキレイな自転車で走る人も居れば、その自転車で走るの??ってぐらいにギーコギーコと異音をたててるボロボロの人も居たり。
向島の街中をしばらく走ると、因島へと渡る「因島大橋」が目の前に。自転車(自力)で走ってるせいか、橋が妙に大きく見える。これからあの橋を渡るのかと思うとワクワク。
車なら鼻歌の合流も、自転車となると自分の足がエンジンなんでぜぇぜぇ。橋へと至るループ(誘導路)を走って橋の高さまで上がる。
橋を渡るには通常は50円(通行料)が必要だが、期間限定での無料化キャンペーン「しまなみサイクリングフリー」でタダ。四国まで全て無料で渡ることが可能。
しまなみ海道をつなぐ6つの橋のうち、ここだけが車道の下を走るルート。両サイドは金網に囲まれて展望は冴えないが、海風が吹いて気持ちいい。
尾道と今治間は約80km。今日のうちに尾道へと戻るには計160kmを走ることになる。さすがに観光しがてら走れる距離ではないので、因島から今治まで船(芸予汽船)でワープすることに。フェリー乗り場は島の南側、島をぐるっと走って14kmほど。出航時間までぎりぎりなタイミングだったので、長男と二人でひたすら漕ぎまくる。
フェリー出航時間ちょうどの7:40に土生港到着。
どこで切符を買ってよいかも分からず、今にも出航してしまいそうだったのでそのまま乗船。フェリー代は船の中で支払って済ませた。この辺りの融通が効くのは田舎ならでは。このフェリーを逃すと、次は1時間20分後となり予定が狂ってしまうのでホント助かった。
朝ご飯をまた食べていなかったので、昨晩に買っておいたミスドを食べて朝食。
瀬戸内海に点在する島々をつないで1時間10分の船旅。嫁にメールしたり、持ってきたガイドブックを眺めたりしていたが、船の心地よい揺れに誘われて熟睡。昨晩は夜通し走って疲れが溜まっていたので、ちょうどよい仮眠になった。
今治到着のアナウンスが流れ、8時50分に今治港に着岸。大人1750円+自転車570円と高いんだか安いんだか微妙な感じ。ただ、重要な海上交通のようで、地元の人たちが日常の足(バス?)のように多く利用していた。
四国に上陸するのはXR250モタでキャンプツーした2008年以来(7年ぶり)。久々の四国上陸にちょっとワクワク。長男は初四国。
ネットを使えばすぐに情報が手に入るし、通販を使えば遠くのものでも手に入る世の中だけど、実際に足を運ぶのとはわけが違う。百聞は一見にしかず。
せっかく四国へ上陸したので、地元グルメでも食べようと商店街へ。
ガイドブックに載っていた「笑姫食堂」って店で「今治焼豚玉子飯」を食べてみた。開店は11時かららしいが、観光客向けに一部メニューだけは朝から食べられるようにしているとのこと。
ハーフサイズを2つ注文。白米の上に薄い叉焼と半熟の目玉焼き、甘いタレがかかった丼飯。B-1グランプリで優勝したこともある料理らしい。丼飯好きも納得の美味さだったが、B級グルメ感が強く、たまーに食べる程度が良いかなってのが正直な感想。毎日はきついかも。
お腹も膨れたところで、しまなみサイクリング・ロードの起点となる今治駅前へ。
駅舎にはGIANTがオフィシャルショップを構え、自転車販売だけでなくレンタルや整備、シャワーの貸し出しなどを行ってた。尾道側にもショップがあるし、GIANTブランドでがっちりって感じ。確かGIANTの会長もここ(しまなみ海道)を走ったって聞いたことがある。
駅前に書かれたブルーラインに「尾道」の文字。いよいよ走るかって高揚感、ホントに走れるのか?って不安感。最近は自転車通勤もやめちゃったし、ロングライドはもとより、自転車に乗ること自体久しぶりだし。
今治出発の時点で28kmを走行、ここから尾道までの距離を考えると100km越えは確実。リタイアはしたくないが、念のため輪行バックも持参しての旅^^;
予讃線沿いに北上し、来島海峡大橋へと走る。今日は天気も良く、ガチのロードレーサーからレンタルと思わしきママチャリまで自転車でいっぱい。名古屋では見かけない光景だな。
自転車+歩行者は車道の左側、原付は右側と分かれて走るので、橋への誘導路は途中から分岐。
橋と渡るループを登っていくと、いくつものクレーンがそびえる造船所が見えた。長崎もそうだが造船工場ってでかくて迫力あるなぁ。名古屋は船とのかかわりが薄いので、普段は目にしない光景にワクワク。
今治(四国)での滞在時間は1時間ほどと短かったし、せっかくなのに勿体無かったかも。日程に余裕があれば四国も走ってみたいんだけどね。