2014 箱根+奥多摩+上毛三山ツーリング (峠道を楽しんできた)Day 2-1
5/2(金)(1/2)
(ルートイン河口湖~リニア見学センター~奥多摩湖~)
6:30起床、1Fのレストランで朝食を取るも相変わらずの騒がしさ。あれこれ文句を書いてても仕方ないので割愛するが、着替えを済ませてとっとと出発。
チェックアウトし外に出ると、河口湖を前に富士山がお出迎え。イライラがちょっと和んだ。
カレンダー的には平日。登校途中の小学生や中学生、出勤途中と思われるお父さんの車列など、人が働いてる時に遊ぶってのは悪い遊びをしているようで。ま、悪くない気分^^
市街地を走る国道をまたーりと走っていると、頭上に「リニア見学センター」の文字。ニュースで何度か見たことはあるし、実験線が山梨県にあるにも知っていたが、ノーチェックだった。当然、吸い寄せられるように駐車場へ。
駐車場にバイクを停めて歩いてくと、目の前には真新しい4階建ての見学センター。1週間前にオープンしたばかりの新館らしく、これは良いタイミングで来たもんだ。開館の9時まで15分ほど時間があるので、日陰で涼みつつ待っていると、鉄分な雰囲気の若者(男)2人がやってきた。自分を入れて開館待ちは計3名・・・。傍から見たらオレも鉄分いっぱいに見られてるんだろうな^^;
今日は走らないらしい。あとから係員の方から伺ったが、JR東海が休みのときには走らないそうで。ま、走らせるのは「仕事(走行試験)」であって、「アトラクション」じゃないからね。
9時になって扉が開き、入場料420円を払って中へ。
中へ入ると一等地にリニアがどーんと展示。愛・地球博で見たのとはちょっと顔つきが違うなぁ。山梨リニアって言っても、いくつかのバリエーションがあるみたい。車体は新幹線に比べてちょっと小さ目(細い)ような気がする。
内部に入ってみると、座席が左右2列づつっぽい。やっぱ既存の新幹線よりスリムに違いない。
ドアは上部へ開くこんな感じ。既存の電車(新幹線)と違う方式にしたのは不明だが、きっと技術的な理由があるんでしょう。
この手の施設ではお約束の巨大ジオラマがあったり。ここ(見学センター)を中心に、山梨県を走る将来の「リニア中央新幹線」をイメージしたもの。名古屋市にある「リニア・鉄道館」にあったジオラマも大きかったが、ここも負けじとでかい。
目の前には実験線、是非とも走るところを見てみたかったなぁ。
リニアを体感できるシアターがあったので疑似体験。が、最新の映像技術であってもピンとこない。やっぱ本物には敵わない。品川-名古屋間の開通は2027年(13年後)だから、オレはその頃57歳。まだ働いているだろうからきっと出張で乗れるでしょう。今から楽しみ。出張じゃなくて乗るほうね。
リニア見学センターを後にし、県道14号線を北上。は道はいいが、交通量がほとんどなくてひっそり。夜中に通ったら怖そうだ。
途中、小菅村のあたりで見たこいのぼり。川の両岸を挟んでのこいのぼりは見たことがあるが、山と山を橋渡ししてのものは初めて見た。たくさんのこいのぼりがまるで空を泳いでいるかのよう。
そう言や、ここ数年はこいのぼり出してないなぁ。長男も中学一年生だし、年齢的にもうないかな。
奥多摩湖に到着。田舎者がイメージしている東京とは違うが、ここも東京都らしい。
湖沿いの道路にはたくさんのバイクが走り回り、山間に爆音が響く。NSRやガンマ、古いGSXなど絶版車が走ってる姿は見ていて楽しいが、バイクを知らない人達から見たらただの暴走族にしか見えん状況。
奥多摩周遊道路の駐車場にVFRを停め、道路沿いにひっそり佇む階段へ。周囲の目が気になりつつ階段を上り、さらに木々が生い茂る中を歩く。
ちょっと歩くと廃墟が目の前に。奥多摩ロープウェイの「三頭山口(みとうさんぐち)」駅。木製の扉は朽ち、ぼろぼろの状態。落書きがないのが奇跡?
駅舎内はなーんも残っておらずすっきり。
1962年に開業し、4年後の1966年には運休となり、そのまま廃線になったものらしい。かれこれ半世紀が経過しているはずだが、自然に荒廃した感じで人工的に荒らされた雰囲気なし。
改札口?を抜け階段を下りると、50年間眠り続けてるロープウェイが目の前に。
今どきの車両とは違う優しい顔つき。思わず乗ってみたい衝動に駆られるも、ワイヤが切れて落下したら洒落にならんので、外から眺めるだけで我慢。
隣にもホームがあったので、2台体制で運行していたみたい。
ここから奥多摩湖上を渡り、対岸の川野駅へと向かうルート。見たところ高低差もあまりなく、距離も短く、景色も単調そう。さらに対岸へは周遊道路で走って5分。そもそもこのロープウェイの需要は微妙、廃線となったのも当然かも。
このまま静かに眠っていくんかな。駅舎に加え、ケーブルや鉄塔もそのまま残っているので、そのうち倒壊しちゃうかもね。早めに撤去しないと危ないと思う。