STEPWGN日記 – 34.テールランプのLED化(亀石屋 T20-37LED)
一時期に流行ったユーロ・テールはめっきり見かけなくなり、最近はLEDテールがトレンドのよう。LED独特のつぶつぶ感も好きだが、何より電球に比べて格段に応答性が良いので見ていて気持ちいい。うちのステップワゴンは1世代前なので、当然ながらの電球(バルブ)のテールランプ。
LEDを使った工作はルームランプで経験済みだが、テールランプともなるとちょっとばかし敷居が高い。後続車へのアピールなど安全性に直結するモノなだけに、「光量」や「視認性」、何より「耐久性」など自作品は不安が残る。要は自分の腕が一番信用できんってことなんだな(笑) 費用度外視でテール・ランプassyごとアフター・パーツに替えてしまうのが手っ取り早いんだが、残念ながらうちのステップワゴン(RF後期モデル)に対応した商品は無い。前期モデル用のLEDテールは見つかったが、それでも約4マソ円ってのは妻子持ちには高杉。
前述した「光量」、「視認性」、「耐久性」、そして何より「費用」を考えると、他車の純正LEDテール・ランプ移植ってのが折衷案として良さそう。ホントにそんなことできるんか!?ってネットで調べてみると、同じような事を考えて実行している人は居るもんで、自分もDIYしてみる決心が付いた。
手に入れたのは後期型WISHのLEDテールランプ、左右セットで3k。これを安いととるか高いととるかは微妙なところだが、アフターパーツの価格を考えれば安いか? ステップワゴンに同じく縦長LEDテールな初代ノア/ボク(後期)も考えたが、意外に高値で断念。
欲しいのは中身(臓物)だけなので、グラインダーで削って金づちで叩き壊し、LED(片側19発)と電圧制御していると思われるユニットをハイエナ。
ここまでは順調良く来たんだが、よくよく考えるとこの後が大変。ステップワゴンのテール形状にあわせた基板を別途用意し、取り出した部品を再実装、テールランプをホット・カッター等で切り欠き、更には器用に埋め込まないかん。う・・・意外と大変そうだ(汗) 車は平日に嫁が使うので、やるなら休日を利用して一気に片付けなければならん。なんか急に面倒臭くなってテンションダウン↓、そうこうしているうちに半年以上が経過・・・。そろそろ着手しないといかんなぁ・・・って思ってたある日、後ろから追突事故。これを機に更にテンション急降下。テールランプは安全性に直結するし、何よりオレの素人工作じゃ全く信用ならんので悩んだ末に自作断念。すっかり成り下がって、バルブ交換型の既製品を装着することにした。
ネットの口コミ等から選んだ亀石屋の「T20-37LED 赤 ウエッジ・ダブル」。かなり緻密に出来てる一品、オレにはこんな技は無い。バルブ交換型なので「面」ではなく「点」でしか光らないし、LED独特のツブツブ感が出ないんだが致し方ない。
まずはステップワゴンのテールランプを取り外す。ステルス化が図られているような図られていないような中途半端なテールランプで、赤く点灯させるために赤いレンズ・カバー(梅干)で電球を覆っているのが分かる。ただ既製品を取り付けるだけじゃつまんないので、この「梅干」は取り外す。
キャンプ用の椅子に寝かせていざ手術。見たところ「梅干」は内部でネジ止めされてるようなので、分解しなきゃならん。が、テール・ハウジングとレンズは超強力に引っ付いてるので、無理やりでは破断確実。熱湯に付けたりして根気良くやればうまくいくらしいが、オレには無理。それよか後ろ側からさくっと削り取ってしまったほうが手っ取り早い。
電動ドリルとプラスチック用ノコギリを駆使して切り取り。かなり苦戦するかと思ったが、意外と簡単に出来た。
切り取った側。こんな感じで赤いプラスチック・カバーがネジ一本で付いてる。かなり冴えない。
「梅干」を外して復元するんだが、接着剤程度じゃ心配。走行中の振動で外れちゃ洒落にならんので、外構用の強力パテで固定することにした。粘土感覚で楽チン、切り取った際の隙間も埋まるし一石二鳥。子供とお遊び感覚で練り練りとのんびりやってたら、そのうち硬化開始(汗) そこからハイピッチ、かなり雑な仕上げになったσ(^_^;) まぁ見えない部分だからいいけど。
元通りに組み付けして完成。「梅干」が無くなったお陰ですっきりとステルス化も成功。
左側が今回取り付けたLED、右側が既存の電球バルブ。写真では違いが全くワカランが、輝度は(贔屓目に見て)ほぼ同等。光り方は電球のほうがぼんやりと照射範囲が広く、LEDのほうが狭い感じ。う~ん、あまり納得出来てない。