2016 能登ツーリング (能登半島をぐるっと一周)Day 2-3
5/2(月)(3/3)
(上大沢町~大沢町~輪島~永井豪記念館~)
輪島市を後にし、海沿いを走る国道249号線を更に北上。
ここまで来たら是非見ておかなくてはと「白米千枚田」へ。案内標識に従って進んでいくと、こんなんだったっけ?って思うぐらいに整備された駐車場と売店施設、観光バスがひっきりなしにやってくるほどの盛況具合。「千枚田ポケットパーク」なる施設になってた。
駐車場にVFRを止め、千枚田を見下ろす展望スペースへ。ここから見る景色は20年前に見たときから全く変わらず。傾斜に沿った小さな棚田が海まで続く光景は絶景。
荒れていた棚田を高校生が10年にわたり草刈(勤労体験学習)をし、復旧(復田)させたものとのこと。安城市(@愛知県)の学校が修学旅行のイベントとしてやったらしいが、そんな良い話があるなんて知らんかった。
せっかくなので間近で見てみようと、棚田を抜ける道を降りて散策。もうちょっとしたら田植えが始まるぐらいか、まだ水が張られてるだけだった。
夕日があたる時間帯だと、日本海と水田がきらきらして更にキレイなんだろうな。
一番下まで降りるとすぐそこに日本海。悪天候時には波をかぶりそうなぐらい目と鼻の先で、ここに田んぼを作った先人の努力って凄いな。
下から眺めるとどんな景色なんだろって期待したが、棚田感はゼロ・・・。当たり前っちゃ当たり前か。秋ごろだと稲穂が並んでキレイなんだろうけど。
汗だくになりながら来た道(上り坂)を戻り、汗だくになった体をソフトクリームでクールダウン。木陰で涼みながらのんびりしていたら、やっぱりお尻に根っこ。30分ほど動けずにぼけーっと。
このまま動けなくなっちゃいそうなところを鞭打って、ジャケットを着て汗だく出発。
嫁に頼まれていた「塩」を買うため、道沿いにあった「塩の駅 輪島塩」に寄り道。朝ドラ「まれ」を見て、揚げ浜式製塩でつくる塩ってのを味わってみたくなった次第。
しかし「塩の駅」ってネーミングって・・・。沖縄には「海の駅」ってのもあったな^^;
販売所の隣では、まさに塩作りの真っ最中。T字型のトンボ?を使い、塩田に溜まった思わしき塩をかき集めていた。しばらく見学してみたが、大量生産はできそうにないし、すっゲー重労働だよなぁ。これだけ手間隙かけてるから美味いんだろうな。
で、売店で早速購入ってなるんだが、需要(人気)に生産が追いついていないらしく、お一人様1点限り。店頭にあった塩を片っ端からお試し(舐めて)、一番美味かった「焼き塩」をお買い上げ。自宅に戻ってから食べるのが楽しみ。
お土産(塩)の購入も終わり、海沿いを走る国道を走っていると、これでもかってぐらいに大量のこいのぼり。例年、これぐらいの時期にツーリングへ出かけると、日本のあっちこっちでこのような光景を目にするが、ここまで大量に泳いでる姿は初めて見た。さほど大きな町には見えないが(失礼)、これだけ泳いでるのは壮観。風になびいたらさぞ気持ち良さそうだろうな。
能登半島の先端「禄剛崎」まで走ってる余裕(時間)は無さそうだったので、半島を横断して見附島へ。
ここもツーリングの思い出の場所なんだが、どちらかと言うと悪いほうの意味で^^; キャンプ場でボラれた嫌なことがあってね。まぁいいや。
大きな踏み石が島まで並び、間近まで歩いて行けるようなので散策してみることに。
観光客向けに歩きやすくなってるものと思ったが、予想以上に凸凹しており、気を付けて歩いてないと転びそう。バイク用ブーツなので問題ないが、女性とかヒールでは無理(怪我する)と思う。
オレ、トライポフォビア(集合体恐怖症)なだよねぇ・・・。なるべく見ないように歩きたいが、足元を見てないと踏み外しそうだし、引き返すのも勿体ないし、肌にゾワゾワ感を感じつつ歩くしかなし。
集合体の恐怖に怯えつつ歩いて来たが、踏み石は島の手前で途切れており島までは行けず。安全性とか考慮し、上陸できないように配慮されてるんだろうな。
間近で迫力ある景色を想像していたが、見る角度のせいか「軍艦島」にも見えないし、ちょっと肩透かしな感じ。
日が傾く前にホテルへ着きたかったので、トイレ休憩だけ済ませてとっとと出発。左手に海、右手に能登線(のと鉄道?)の廃線跡を見つつ南下する。
駅跡と思わしきものが見えたので、バイクを降りてちょっと探索。国道沿いの歩道から駅へと上がるスロープを上ると、プラットフォームに待合室、線路があったと思わしき場所は草が生い茂る状況。
ホームを歩き、反対側から眺めてみた。いつ頃に廃線になったか分からないが荒れた感じはなく、ひっそりと老後?を過ごしているような印象。
目の前には日本海(富山湾)とロケーションはいいが、このあたりの人口密度(集落)を考えると、やはり利用者は少なかったんだろうね。廃線になるとバスの代替輸送とかされてるんだろうけど、鉄道がなくなっていくのは町が寂れていくようで寂しいと思う。
ツインブリッジを渡って能登島へ。以前に来た際は有料道路だったが、無料開放に変わってた。
波もなく鏡のように海がキレイ。こーゆーところで生活したら、穏やかな人生が過ごせるんだろうなぁ。ひょっとして人生の選択を誤ったかな? できて当たり前、失敗は許されないとか、怒号や罵声?が飛ぶ生活(会社)は・・・。
18時 今日のお宿(ルートイン七尾駅東)に到着。駐車スペースに余裕があったので、車1台分のスペースを使わせてもらってVFRを駐輪。
チェックインを済ませ、7階の部屋へ。
昨日のアパホテルに比べて格は下がるはずなんだが、センスがあるし、清潔感も上回ってこっちのほうが好み。部屋の広さだって昨日と変わらないし、やっぱアパホテルは割高だな。もう使わないと思う。
駅からちょっと離れてたホテルで、飲食店とか近くに見当たらなかったし、近くのサークルKでカップラーメンとお酒を買ってお夕飯。
お昼ご飯に贅沢したしね。
本日の走行距離 269.8m(17.7km/L)