DELICA D:5 – 2.車選び –
1.三菱 アウトランダーPHEV
ネットからのカタログ請求後、一番最初にコンタクトしてきたのが三菱自動車。
試乗しませんか?との電話(お誘い)があり、さっそく、休日を利用して近所のDラーへ。
車について一通りの説明を受けたのち、試乗へと出発。
冬の時期だったので暖房用にエンジンがかかるものの、空調をオフにするとエンジンが停止し、全くの電気自動車に。加速感はいかにもモーターって感じで、ゼロ発進時のトルク感がすごい。そこからさらに踏み込んでいくと、シュゥィーンってスピードが乗っていく。ただ、エンジンのように吹け上がる感じがなく、モーター出力が飽和したようにもなるので、(気分的に)盛り上がりが少々欠ける。
最大の難点は、荷室の狭さで、趣味?のロードバイクを輪行バッグにしまっても1台、頑張っても2台が精一杯。また、2列目シートに子供3人(高校生、中学生、小学生)が乗るつもりだったが、長距離はちょっと無理かもって広さだった。
この時点で候補から脱落。
2.マツダ CX-8
マツダもコンタクトが早くて、カタログ発注直後にメールで試乗お誘いあり。早速、休日を利用してDラーへ。
アイドリング時のエンジン音は、ディーゼルながら前車のSTEPWGN(RF5)より静か。車内に乗り込むとエンジン音は全く聞こえず。昔のディーゼルとは全く違う。
オルガン式ペダルをぐっと踏み込むと、もりもりのトルク感で加速。走行中の安定感は抜群、ボディ剛性の高さからか「包まれてる感(安心感)」もばっちり。ただ、ボディが大柄なので、普段使いには乗りにくそう、と言うか乗らなくなりそう。また、アウトランダーに同じく、荷室はさほど広くなく、サード・シートを倒しておかないとロードバイク(輪行バッグ)は載せられないが、これはSUV全般の話かも。
また、試乗したのが本革シートの最上級グレードで、外車かと見紛うほどに高級車って雰囲気。これはこれで素敵だが、スキーやキャンプなど、「道具」として使い込む車でないことは確かで、「うちには向かないのでは?」ってのが家族一致の意見。 店を後にするとき、「ディーゼルならどこのメーカにも負ける気がしません」と自信満々なセールスが印象的だった。
なお、見積金額は440万円。ここから13万円までならすぐに値引き可能とのこと。なんちゃら安心パックだの、不要なオプションなどを外せば、400万円ちょうどまでいけそうな感じ。
3.ホンダ オデッセイ
当初、ホンダはCR-Vを候補に考えていたが、SUVの荷室が狭いことが分かったので、オデッセイに変更。ネットから試乗を予約したが、待てど暮らせど確認のメールも電話もなし。大丈夫か??と思いつつ、約束の日時にDラーへ。
「あぁ、準備してありますよ」ってノリで早速試乗へ。
3000ccのエンジンに匹敵するパワーとトルクと聞いたが、2tのボディを軽々と加速させるモーターの加速感はさすが。また、静粛性も高く、アクセルを深く踏み込まない限りは電気自動車な感じ。ホンダセンシングの制限速度や追い越し禁止などの道路標識の認識度も非常に高く、今どきの技術にちょい感動。
内装は、2列目シートの出来がビジネスクラス並の快適性、3列目シートは床下に収納できて広大な荷室が生まれるし、ケチの付け所なし。
ざっくりと見積もってもらったところ477万円。値引きが加味されていないし、ネットの簡易見積もりと同じなので特に驚きはなかったが、問題はセールスマンのセリフ。
「かなり良い値段になってます(高いです)けど」と言いながら見積もりを出してきた。 それってどーゆー意味?
・たかがオデッセイにこんなに出しますか?
・おまえにこの金額が出せるのか?
さぁどっち??
嫁は運転させてもらえなかったし、店を出るときの誘導もなかったり、「見込みなし客」って思われたのか。一気に冷めたのでホンダは買わない。
4.三菱 デリカD:5
アウトランダーPHEVの荷室の狭さを訴えたところ、セールスマンから提案を受けたのがデリカD:5。現行モデルは2007年デビューだから、かれこれ10年以上が経過。
写真で見たときは「え゛?」って思った顔つき(フロント)も、これはこれでありかなってレベル。(最近の車はどれもいかついし)
マイチェン前のデリカに乗せてもらったことがあるが、比較して内装の質感がかなり向上。そして一番好印象だったのが、ディーゼルエンジンのアドブルー化、ATの8速化。 最近のマツダもそうだけど、年次改良とか好印象。最も気になってたエンジン音は、マツダ(CX-8)よりも静か。
気になった点としては、3列目シートが旧態依然とした跳ね上げ式で、ホンダのステップワゴンのようなワンタッチの床下格納に比べると・・・。ただ、シートの座面の広さや厚みは2列目と変わらないしっかりしたもの。3列目を常に使う我が家にとっては、格納のしやすさよりも、座り心地の良さのほうが重要。
あとは、セカンドシートにテーブルがないことぐらいか。まさかテーブルの有無で車を選ぶわけにはいかないし、これは気にしないことに。
グレードはG-Power Packageで車両本体が408万、オプションがあこれ付けて88万、諸経費が9万で合計505万円(定価)也。ここから(職業がら)値引きが結構効くので、なんとか予算+αで済んだ。
結構悩んだけど、最後はキヨブタで人生初の新車を買いました。