2020 北海道サイクリング (道東を走ってみた)Day 5
9/23(水)
(ウトロ~知床五湖~知床峠(知床横断道路)~羅臼~標津)
6:00 起床。
大浴場(温泉)でひとっ風呂浴び、着替えを済ませてから食堂へ。
記録的不漁で高級魚(\5,980/匹)となってしまったサンマの塩焼き、五目豆腐、味噌汁などなど、朝からなんとも豪華な・・・。
8:00過ぎにチェックアウト。秋晴れの青空が広がり、絶好のサイクリング日和。この旅のメインともいうべき「知床横断道路」を走る日なので、晴れてくれてめちゃ嬉しい。
左手にオホーツク海を眺めつつ、国道334号線を知床峠方面へ。若干の肌寒さはあるもののバイク(自転車)で走るにはちょうどよい気候。
綺麗な景色にテンションアップだが、この先の上り坂を知っているだけに・・・。
知床峠の標高は738m。オートバイで走った時は爽快そのものだったが、非力なエンジン(足)で果たして上り切れるかどうか。
走り始めてしばらくで上り坂がスタート。写真で見ると大したことないように見えるが、50歳目前メタボには、かなり堪える坂道の始まり。
幌別橋のあたり、振り返れば絶景。知床(道東)はやっぱいいな。はるばる来た甲斐があった。
当初、フレペの滝を散策するつもりだったが、せっかく知床まで来たんだからなぁって思い直し、知床自然センターを左折して道道93号線を知床の奥深くへ。
途中、エゾ鹿と併走したり。過去にキャンプ場で何度か会った経験があるし、知床では珍しい光景ではないが、やっぱ会えると嬉しいもんで。
知床五湖の入り口までは10km弱だが、延々と続く坂道がじわじわと足に。ところどころ歩きつつ、ちょっとづつ先へと進む。
10:00 ようやく知床五湖フィールドハウスに到着。世の中は4連休中ではあるが、思ったよりも観光客は少なめ。知床五湖を巡るルートは「高架木道」と「地上遊歩道」の2つがあり、前者は無料で自由散策可、後者は講習(レクチャー)を受けた上での散策。
知床ソーシャルディスタンスキャンペーンが実施中。先ほど出会ったエゾシカしかり、知床は野生動物との距離が短いからねぇ。
この後の行程を考えると、さくっと歩ける高架木道で。自然遺産に登録されてからできたのか、以前(20年前)に来たときはこんなのはなかった。
20分ほど歩いて一湖湖畔に到着。遠くに知床連山。もうちょっと晴れてたら良かったなぁ。
他にも散策したりゆっくり楽しみたかったが、この後に峠越えを控えてると思うとゆっくりしてもいられず。
フィールドハウスへと戻り、軽食コーナーで軽く腹ごしらえをしてから出発。国道334号線へと戻り、知床峠に向けてクライミングスタート。
上ったり下ったりすれば(多少は)気も紛れるが、北海道にありがちな延々と(ダラダラと)続く勾配。4%ぐらいならなんとかなるが、7~8%になってくると足が持たず。熊出没注意なエリアなのでドキドキしつつ、熊鈴を鳴らしながらバイク(自転車)を押したり漕いだりの繰り返し。
知床五湖フィールドセンターを出発してから約2時間、ようやく知床峠に到着。
8割漕いで2割歩いてって感じだったかな。乗鞍スカイラインを走った時は行程の7割近くを歩いたので、それに比べりゃ上出来。メタボ50歳にしてはよくがんばった。自分で自分を褒めてあげたい。
頑張ったあとのご褒美。目と鼻の先に国後島を見つつ、羅臼まで約15kmのダウンヒル。ぐんぐんスピードが上がってくるので、ほぼブレーキかけっぱなし。オーバースピードで落車せぬよう最高速は50km/h以下に自主規制。
下り始めてから40分ほどで羅臼町に到着。時計は14時、国道沿いの「道の駅 知床・らうす」でようやくお昼ご飯。
海鮮ものは2kオーバーとお高かったので「知床ポークの豚丼」で。帯広で食べるものの足下にも及ばないけど、体を動かした後の食事は美味し。
15:00 お腹も一杯になったところで再びバイク(自転車)に跨り、国道335号線を南へ走る。
今日のお宿がある標津町までは約50km。車なら1時間もかからない距離だが、バイク(自転車)だと2時間以上いや3時間か。宿に到着する頃にはとっぷり日が暮れてると思われるので、可能な限りペースを上げて走る。
左手に海、時折出てくる集落、山の中に入ったと思えばまた海沿い。代わり映えのない景色に北海道の広さを実感。老後はのんびりと田舎暮らしって思うが、よく考えないといかん。やっていける(生活していける)自信があまりない。
知床峠ですっかり足を使ってしまったので、ちょっとした坂道でも疲労感。残り距離を見てると嫌になっちゃうので、出来るだけ他のことを考えながら黙々と漕ぐ。
道の駅(羅臼)を出発してから3時間後、ようやく標津町の「根津川温泉 ぷるけの館 ホテル川畑」に到着。ホテル横のガレージに自転車を駐輪させてもらい、荷物を降ろしてチェックイン。
昨日に引き続き、今日も1泊2食付きのプラン。海の幸がいっぱいでめっちゃ幸せ。この先、こんな旅行ができる機会もそうそうないだろうし、たまの贅沢ってことで。
部屋に戻ってからはテレビを見つつの晩酌タイム。目いっぱい体を動かした後なので、疲労感から酔いも早く。
良い感じに酔って即寝したいところだが、台風の影響で帰り(9/25発)のフェリーが欠航とのメール。次の便は2日後になるので名古屋到着が火曜日となり、これでは会社に間に合わないし、長男は大学のガイダンスが受けられず。
北海道新幹線と東海道新幹線を乗り継いで帰ろうかとも思ったが、自転車の置き場所に困るので断念。もう飛ぶしかないってことで空席僅かだった新千歳空港発-中部国際空港(セントレア)行きのAirDo(ANAコードシェア)を予約。
とにかく今日は疲れた!
本日の走行距離:104.5km(累計標高↑1298m/↓1355m)