2021 ビワイチ・サイクリング (北湖コースを反時計回り(2回目))Day 1-2
3/26(金)(2/2)
(~奥琵琶湖~西浅井マキノ線~白髭神社~道の駅「琵琶湖大橋米プラザ」~第二なぎさ公園~米原駅)
お腹も満たされたところで再出発。ビワイチ最大の難所である「奥琵琶湖パークウェイ」近くの上りへ。
斜度は(さほど)大したことないが、まーっすぐに延々と続く坂道は、見ているだけで嫌になってくるので、なるべく前を見ないよう?にローギアで淡々と回す。
が、昨秋に走った知床峠に比べれば屁でもなく。気づけば頂上、楽勝だった。
琵琶湖に流れる川沿いルートもあったり。のんびりと景色を眺めながら走るのも悪くない。
県道557号線(西浅井マキノ線)は桜並木だが、残念ながらまだまだつぼみは固い感じ。
あと1~2週間で満開だと思うが、花見をさせまいと市役所の方々が立ち入り禁止措置(立ち入り禁止ロープ)を施していた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためとは理解するものの、まさか花見すらできない世の中になるとは思いもしなかった。
ここまで調子よく走ってきたが、だんだんと強くなっていく向かい風に削られていく体力。景色を楽しむ余裕もなくなり、漕ぐのがやっとの状態に。見学しようと思っていた白髭神社も素通り。
15:00「道の駅 琵琶湖大橋米プラザ」に到着。距離にして約100kmを走ったので、宿泊先のホテルまではあと20km。それなりに体力は消耗しているものの、頑張れば1日で走り切れるかもよって思いが強くなり、今日のうちに残り50kmを走ってしまうことに。
ただし、このペースだとゴールするころにはすっかり日が暮れてる計算なので、ちょっとスピードを上げて走らないとダメ。
道の駅で腹ごしらえを済ませ、日暮れに備えて防寒対策(ウインドブレーカ着用)してから再スタート。琵琶湖大橋を渡って湖の東側へ、明るい廃墟として有名になった「ピエリ守山」を左手に見ながら湖沿いを北上。
ビワイチ出発前、ネットの記事で見つけた「琵琶湖サイクリストの聖地」寄り道。
守山市の第二なぎさ公園にあるらしく、サイクリングロードから降りていくと、「んん?? 小っさ!」って思わず声が上がる銅像。写真ではもう少し立派に見えたんだが、一体何だこれ?? 設置の経緯などが記載されたもの(説明文)も一切なく、よくわからん状態。
同じサイクリストの聖地でも「しまなみ海道」の石碑とは雲泥の差。記念写真を撮るにはいいけど、聖地は言い過ぎ。
近江八幡市に入った辺りから風が強くなり、湖面に白波が立つほどに。
北上するにつれ風は強くなり、大中町の辺りから洒落にならないほどの向かい風。田んぼのど真ん中をまっすぐ進む道で、漕いでも漕いでも進まないような状況。
確か7年前にも同じ場所でやられた記憶。あの時はたまたま運が悪かったと思ったが、慢性的に風が強い地域なのかもしれん。
彦根市に入ったころには日も暮れて真っ暗に。走行距離も140kmを超えて「足」もほとんど残っておらず、前を走る長男についていくのがやっと。と言うか、どんどん離されていく状況。これが体力と年齢の差か。
19:00 スタート地点の米原駅に到着し、無事にビワイチ(北湖一周)達成。
1泊2日で走る予定だったが、なんだかんだ1日で走り切った。一人だったら無理だと思うけど、長男に引っ張ってもらったこと、他愛もない会話で気が紛れたのが良かった。
トータルの走行距離は165.6km。走行時間は8時間7分、平均時速は20.3km/hとのんびりペースだったが、走り切った達成感(嬉しさ)が大きい。
小中学生のころ、体育の成績が「1」か「2」ばかりだった運動音痴にしては、よくやった方じゃないか?(自画自賛)
ロードバイク2台をD:5に収納し、近江八幡市のビジネスホテルへ。
シャワーを浴びてさっぱり、お夕飯は近所の吉野家でリーズナブル。部屋に戻って一人酒して終了。
体力的に結構いっぱいっぱい。年齢を考えると、これでビワイチも人生最後だな。
余談。
琵琶湖一周を成し遂げた瞬間、嬉しそうに笑った長男の顔が、幼少期の頃によく見ていた「屈託のない笑顔」でびっくりした。久しく見ていなかったが、そう言えば君、そんな顔で笑ってたね。10年以上ぶりに見られて懐かしく、また感慨深かった。いいもの見れたよ。やっぱり子育てって楽しい。