登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船、そしてバスで箱根一周した

目覚ましに気が付かず、起きたらもう8時。
昨日はさすがにちょっと飲み過ぎた。居酒屋から帰ってきたところまでは覚えているが、どうやって寝床に入ったか記憶になし。

今日は丸一日かけて箱根を楽しむ計画。
小田急、箱根登山鉄道、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山バスなど計8つの乗り物が乗り放題(途中下車可)となる箱根フリーパスを購入し、まずは箱根湯本駅まで。

普段は名古屋市営地下鉄か名鉄(名古屋鉄道)しか乗らないし、出張で乗ったとしても東海道新幹線かJR東日本。小田急に乗るのは人生初なのでわくわく。

各駅停車で揺られること20分ほどで箱根湯本駅に到着。反対側ホームから停まっている箱根登山電車に乗り換える。
箱根には車やオートバイで来たことはあるものの、登山鉄道に乗るのは初めて。こちらも期待でワクワク。
やってきた車両は2014年登場の最新型の3000系アレグラ号

発車してすぐから急勾配の山道をどんどん登っていく。
箱根湯本駅から強羅駅までは8.9km、3度のスイッチバックを経て約40分ほど。粘着式鉄道が走る勾配は、もっとも急なところで80‰(パーミル)。
また、急勾配だけでなく急カーブも見もので、88か所あるカーブのうち最も急なところでは半径30mと、最後尾から先頭車両が見えるほど。

強羅駅に到着。
ここで箱根登山電車から箱根登山ケーブルカー(小田急箱根鋼索線)に乗り換える。駅舎は山小屋風、姉妹関係にあるレーティッシュ鉄道(スイス)から送られたサンモリッツ駅の表示があった。

せっかくなので車両の写真を撮影したかったが、出発まですぐだったので断念。急いで乗り込むと、2両編成の車両はラッシュアワーの通勤列車並み。乗ってる9割が外国人旅行者のアウェイ感。
ケーブルに引っ張られてる感はあるものの、ぎゅーぎゅー詰めで車窓からの風景が全く楽しめず。

公園上、中強羅、上強羅と停車していき、終点の早雲山に到着。
車両(ケーブルカー)を引っ張り上げる機材があるせいか、かなり立派で大きな駅舎だった。

早雲山より先は箱根ロープウェイで大涌谷まで。
定員18名のゴンドラで、座った状態で外の景色を楽しめるようになってる。
この手のロープウェイに乗るたび、チャオ御岳スノーリゾートのゴンドラ(フライングチャオ)を思い出す。つくづく良いスキー場だった。惜しい。

谷底から噴煙が上がる大涌谷をゴンドラでひとっ飛び。ロープウェイでしか見られない景色は迫力だった。

大涌谷に来るのは10年以上ぶり。たしか箱根一帯にエヴァ柄の自販機が設置される企画があり、家族旅行を兼ねてスタンプラリーのごとく巡った記憶。
当時は子供たちもまだ小さく、すごく楽しそうにしてくれていたのを覚えてる。当時を懐かしく思う反面、あのころには戻れないんだなと一抹の寂しさもあり。

ここへ来たら食べねばならない黒たまご。1つ食べると7年寿命が延びるらしい。2個食べたので14年確保。
まだやりたいことはたくさんあるし、14年でも足りない。

再び大涌谷駅から箱根ロープウェイに揺られて桃源大益台駅まで。
芦ノ湖の桃源台港から箱根海賊船に乗車し、南側の元箱根港まで揺られる。湖上から眺めるつもりだった富士山は見えず、単調な景色に飽きてすぐにうたた寝。

芦ノ湖に建つ朱色の鳥居はしっかりと写真に収めておいた。

元箱根港からバスに揺られて箱根湯本駅まで戻り、駆け足ながらもぐるっと箱根を一周した。博物館や歴史遺産なども点在しているし、また美味しそうな店もあったし、泊まってみたくなるような宿もあった。子供たちが巣立って(社会人になって)、夫婦二人っきりになったら、次こそはもっとゆったりとして旅程で。

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