2022 北海道ツーリング (きっと最後のキャンプツー)Day 6-1
8/25(木)(6日目:1/2)
(ホテルモアン~弟子屈~オンネトー~オカモト創業地~然別湖)
スマホのアラームで6時に起床。久しぶりにベッドで寝ることができて体が軽くなった。
窓から外を眺めるとまずまずの晴天。
シャワーを浴びてさっぱりし、セコマで購入しておいたパンとコーヒーで朝ごはん。
テレビから流れるローカル・ニュースだったり、地方CMだったり、いつもとはちょっと違う何かがあって旅先で見るテレビって好き。
8時 身支度を整えてチェックアウト。
西に向けて走り出す。ここ(中標津)へ来るのもこれが最後かもなぁと思うと、知り合いがいるわけでもないのに孤独感に似た寂しさ。若い頃(20歳代)はワクワクとドキドキばかりだったのに、ここのところ寂しさを感じることの方が多い。年を重ねた証拠だな。
牧草地帯を抜ける道を走り、標茶から弟子屈へ。弟子屈からは国道241号線を走る。
いつどこでネズミ捕りをやっていてもおかしくないような道。ADV150にはレーダー探知機がないので、適当な車(前走車)を見つけてコバンザメ走法。いい年してスピード違反とか、まして免停なんて勘弁。
マリモで有名な阿寒湖を抜け、国道から逸れてちょっと寄り道。
湖沿いの駐車場にオートバイを停め、展望デッキからオンネトー、湖越しに雌阿寒岳と阿寒富士を見学。太陽の光、季節、見る場所(角度)によって湖面の色が変わり、昨日訪れた「神の子池」に同じく、北海道でお気に入りの場所の一つ。
が、それなりに晴れてはいるものの、今日のオンネトーブルーはいまいち冴えない感じ。また風が強いのか水面も荒れ気味。いつもいつもガイドブックやインスタのようなキレイな景色が見られるわけじゃないって分かっていても、ちょっと残念。
以前に来たときは湖底にコインがたくさん沈んでいたが、一掃したようで全くなくなっていた。ここはトレビの泉じゃないし、環境破壊以外の何物でもなかったので、キレイになってよかった。コインを投げ入れたらどうなるかぐらい、ちょっと考えれば分かりそうなもんだけど。
来た道を戻ると遠回りなので、湖を抜けて道道664号線で西へと進む。舗装路から砂利道に変わるが、しっかり踏み固められているのでスクーターでも行ける。
時折、急に道が悪くなってゴロゴロした大きな石があったり、轍ができていたりするので、あまり調子に乗って走っていると危険。
途中、巨大なワランブキが自生する場所があったり。足寄と言えば巨大なワランブキ。
30kmほど走ってようやく国道241号線に合流(復帰)し、士幌町方面へと進む。
ホクレンフラッグを買ったのを思い出し(すっかり忘れてた)、テントを固定しているロープにくくりつけてみた。走行中、ミラー越しにたなびいているのが見えて「北海道を旅してるぞ感」がアップ。
今年のフラッグは、エリア別に3色があって、ブルーは岩見沢・旭川・留萌・稚内エリア用でデザインはシマフクロウ。
その他に、イエローは函館・倶知安・苫小牧・札幌エリア用でデザインはヒグマ。グリーンは、北見・帯広・釧路・中江標津エリア用でデザインはアキアジ。
せっかくなので全色揃えてみたかったが、どのスタンドも「完売」や「売り切れ」の文字ばかり、北海道滞在の最終日まで粘ったもののブルーしか手に入らなかった。
士幌町に昔のガソリンスタンドを再現したものがあったので寄り道。オカモトグループの創業の地らしく、創業70周年を記念してのガソリンスタンド第一号店の再現(復刻)らしい。
子どもの頃(昭和40~50年代)、田舎に旅行へ行くと見かけたようなスタンド。あー、CALTEX(カルテックス)の文字が懐かしい。最近はホント見かけなくなった。
計量器(給油機?)の近くまで行けるとよかったが、内部は立ち入り禁止だったので、ADV150をぎりぎりまで寄せて撮ってみた。レトロ調にしてみたら昭和の時代にタイムスリップしたような雰囲気。
士幌町を後にし、陸自の然別演習場を右手に然別湖方面へ。以前から見てみたいと思っていた場所があって、時間に余裕があったので立ち寄ってみることに。
然別湖の南端に位置する湖底線路。湖から陸地へと船を上げるための機械があり、そこから湖底に向けてレールが伸びてる。たったそれだけのことなんだが、どこか幻想的だし、どことなく廃墟感。
天気は良いものの、風が吹いているので水面が荒れてレールがよく見えず。10分ほど待って、風が弱まったタイミングで写真を収めてみた。