2025 東北ドライブ(Day3-2:石巻市立門脇小学校と南浜復興祈念公園へ)

会社のお盆休みを利用し、久しぶりに東北を走ってみることにした。
当初はツーリングのつもりだったが、全国的に35度オーバーの酷暑。とてもじゃないがオートバイ(ツーリング)は危険と判断し、ドライブ旅行へと変更。

3日目は秋田から内陸部を走って仙台まで。

国道398号線

国道398号線で石巻市へと進む。
津波を止めるための減災目的のため、盛土によるかさ上げされた道に。

門脇小学校

宮城県に来たからには震災遺構を見学しておきたく、以前に来た際に立ち寄れなかった門脇小学校へ。
震災遺構化に際し、建物を半分に減築(取り壊し)したことからこじんまりと見えるが、屋上の「すこやかに 育て心と体」の標語から小学校であったことが分かる。
震災後に発生した火災の影響により壁面は剥落してコンクリートがむき出しに、また中央上部の時計は赤黒くさびており、その迫力からまともに直視できない感じ。ネットの写真を見て(頭では)理解していたつもりだが、実際に生で見ると全く違う。

門脇小学校

日頃の避難訓練のおかげで、既に下校済みだった数名を除き、学校に居た全員が助かったとのこと。多くの犠牲者を出した大川小学校とよく比較され、避難訓練のあり方、避難場所、スピードや判断の大切が論じられるもの。

大川小学校を訪れた際のツーレポ
門脇小学校

校舎の正面玄関、土間があったと思われる場所。
津波は1階までだったらしいが、その後に発生した火災により焼失。現在は風雨で洗い流されて元の色に戻りつつあるが、焼失後は黒焦げた色になってしまったとのこと。

門脇小学校

玄関の隣、職員室があったと思われる場所には、書棚に多くの書類等が残されたまま。時が止まってる。

門脇小学校

建物の横から覗いてみると、土砂で埋まった廊下と教室が見えた。児童が使っていたであろうキックボードも。
楽しく過ごしていた小学校がこのように姿を変えてしまうとは、見ているだけで胸が痛くなる。

門脇小学校

裏側(後ろ側)の校舎は被害が少なかったのか、屋内運動場と共に展示館として一般公開中。
毎週火曜日が休館日のはずだったが、残念ながら今日は特別休館日とのことで見学できず。いろいろと見て学ぶつもりだったので、かなりがっかり。
きっとまた東北を訪れることもあるだろうから、そのときにでも。

石巻南浜復興祈念公園

次いで石巻南浜津波復興祈念公園へ。
石巻沿岸部に位置し、津波の被害で市街地が焼失してしまった場所を公園として整備したもの。

石巻南浜復興祈念公園

公園はかなり広く、震災前は1800世帯4500人が暮らす住宅街だったらしい。

保育所の基礎

津波により被災した保育所の跡地。かろうじて建物の基礎だけが残っている状態。
園児(0~5歳児)、職員の全員が山の上に避難し無事だったとのこと。日頃の避難訓練のおかげ。

幼児用プールの基礎

保育園の敷地内にあった幼児用プールの跡が痛々しい。

一丁目の丘からの眺め

1丁目の丘を登ってみた。標高約10mの人工で造られた山になっていて、公園全体が見渡せる。

一丁目の丘からの眺め

震災前の街並みの写真と比べると、あまりの変わりよう。津波の破壊力のすさまじさを実感。

一丁目の丘からの眺め

海はすぐ目の前。地震後はすぐに高台へ避難と分かっていても、きっと中には「ここまでは来ない、大丈夫」と正常性バイアスが働いた人も大勢いたと思う。
地元(名古屋)も東海地震がいつ発生してもおかしくないと言われているし、311から学ぶことは多い。想定される被害、避難場所と避難経路の確認、あとは食料などの備えと持ち出しなど。

国分町

復興祈念公園を後にし、1時間ほど走って仙台市内へ。
19時 今日のホテル(ホテルグランテラス 仙台国分町)にチェックイン。立地をよく確認しなかった自分が悪いんだが、仙台一の繁華街に位置しており、ネオンギラギラだし騒がしい。ホテル自体もかなり年季が入っており、安さに釣られてしまったのが敗因。

最近のコンビニ弁当は小さい

外で呑もうと思ったが、客引きのお兄さんが多すぎてうんざり。
近所のコンビニで弁当を買って夕飯を済ませた。久しぶりにコンビニ弁当買ったけど、高くなったというか、かなり小さくなってて(量が減ってて)びっくり。

3日目(1/2)  2025 東北ドライブ 目次  4日目

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