2025 四国ツーリング（親子ツー）Day 2

5/3(金)（2日目）
（徳島市～（国道438/439号）～剣山登山リフト～かかしの里～祖谷のかずら橋～小便小僧～新居浜市）

朝7時に起床。
朝食付きの宿泊プランが良かったが、残念ながら予約できず。昨晩、近くのコンビニで買ってきたパンとコーヒーを食べてから出発。

ホテルをチェックアウトし、まずは近所のダイソーへ。
USB Type-Bケーブル（インカム充電用）を持ってくるのを忘れてきてしまったので調達。イマドキはどれもType-Cだが、いかんせん10年以上も前に購入したものなので。
こういうとき安く手に入る100均は助かる。

徳島市内でガソリンを満タンにし、国道438/439号線で祖谷渓へと向かう。
四国に来たからには走っておかねばならない酷道。大学生時代に初めて来たとき（35年前）、何も知らずに走って面食らった。すれ違い困難なほど道幅が細かったり、路肩に落ち葉やコケがあったり、また道路すぐ脇で崖が崩れかかってたりして、今まで見たこともない道に不安と驚きを感じた記憶。

道の駅「温泉の里神山」でトイレ休憩を済ませ、剣山に向けてどんどん山を登っていく。（写真左側の分岐が国道）

徳島市を出発してから1時間程度でこの景色。四国山脈を眺められる大パノラマにテンションアップ。オートバイに乗っていてよかったと思う瞬間。

酷道かと思いきや、走りやすく長閑な風景が広がる場所もあったりして表情豊か。これがまた楽しかったりする。

気持ちよく走れると油断していると、枯れ葉や草木、砂利などに覆われてる道に変わったり。

更には、モンテカルロラリーですか？ってな道もあったり。
一応はガードレールがあるものの、その向こうは谷底まで数百メートル。落ちたら助からなさそうだし、その前に気づいてもらえない可能性が高く、事故だけは起こさぬよう安全運転で走る。

登り切った先にすれ違い困難なトンネルがあり、そこを抜けると土産物屋が出現。
剣山観光登山リフトがあり、登山客や一般客、またライダー、チャリダーなどでいっぱい。一気に観光地感。

ちょっと小腹が空いたので売店（霧の峰）で団子購入。
店のおっちゃん、一生懸命焼いてくれたけど、ほとんど火が通っておらず常温でした。香ばしく焼けてたらきっと美味しかったと思う。残念。

ここから先は下り坂。時折やってくる対向車にドキドキしつつ下っていくと、東祖谷の集落に大勢の村人。
何か不自然さを感じたのでよく見てみると案山子（カカシ）。それも1体や2体なんてもんじゃなく、見渡す限り全てが案山子。さすがにこれだけの数となるとドン引き。昼間だからまだいいけど、知らずに夜中に来たら恐怖。

徳島市を出発してから5時間、ようやく「かずら橋」に到着。
30年前（平成初期）に来たときと比べ、周辺の様子は様変わり。観光バスも難なく停められる大型駐車場があったり、地元名産品や手工芸品などが並ぶ大きな土産物屋などすっかり観光地。
地元の方々からしたら貴重な収入源（観光資源）なんだろうが、秘境感が失われたのはちと残念。

祖谷川にかかるかずら橋へと歩く。
シラクチカズラで作られた長さ45mのつり橋(*)で、水面からの高さは14mほど。みなさん、何かにとりつかれたかのように橋に吸い込まれていく。
（*：安全のためにワイヤーが施されてるらしい）

通行料（550円）を支払っていざ。
傍から見ると大した事なさそうに見えるが、橋床の隙間から川が見えること、また吊り橋の揺れもあって結構な恐怖感。
橋の真ん中あたりで写真を撮るつもりだったが、あまりの怖さでスマホを取り出すことすらできず。

祖谷渓の小便小僧にも寄り道。
高い山々と深い谷、曲がりくねった峠道がひたすら続き、視界が開けた先にいきなり出てくる石像。切り立った断崖の先端に立ち、立小便をしている姿は変わらず。
谷底までは200m近くあると思われ、写真を撮るだけでもちんさむ。

このあと大歩危、小歩危も行く予定だったが、酷道で疲れも溜まっていたので山を下りることに。
吉野川沿いに北上し、徳島市と西条市を東西に結ぶ国道192号線を西へと走る。
四国中央市に入ると、海沿いに並ぶ工業地帯に大王製紙や愛媛製紙などの工場群。いつもお世話になってる紙製品はここで作られているのか。知らんかった。