2025 御嶽山に40年ぶり登ってみた (Day2-2)
2025/10/12(日)(2日目(2/2))
(8合目~9合目~王滝山頂~9合目~8合目~王滝口~おんたけ休暇村)

8合目からはヘルメット着用。
一応は「努力義務」のようだが、2014年に発生した噴火の被害(噴石や落石)を考えると、被っておいた方がよさそう。転倒時の頭部保護にもなるし、自分の身は自分で守る(他人に迷惑をかけない)意味でも。(登山者の着用率は7割ぐらい)

岩場はさらに激しくなり、場所によっては手をつかないと登れない箇所もあったり。
また空気が薄いせいか息も上がり、また疲労から足がふらつくこともあったりするので、こまめに休憩して先へ進む。

12時 9合目に到着。登り始めてから既に3時間以上が経過。
日が落ちる前に下山することを考えると、余裕をもって13時には引き返す必要あり。残すところ1時間、見上げれば王滝頂上の小屋が見えるし、あとちょっとなので頑張って登ることに。

振り返れば雲より高く、標高3,000m近い高さ。あとちょっと。

12:40 王滝頂上(標高2936m)に到着。
登り始めてから4時間もかかったが、リタイヤを覚悟していただけに、ここまでよく登れたと自画自賛。
運動不足、メタボ体型の55歳にしてはよく頑張ったと思う。

これより先、八丁ダルミにて剣が峰まで続くが、時間的、体力的に難しそうだったのでここ(王滝頂上)まで。
2014年の噴火で多くの犠牲者を出した場所で、シェルターが2つ、慰霊のモニュメントと思わしきものが見えた。

頂上の文字に達成感。
せっかくなのでツーショット写真。きっと記念の1枚になるはず。

山頂からの景色を楽しみつつ、持ってきたパンとおにぎりで昼食。
今回、40年前と同じルートで登ることで、懐かしい思い出、忘れていた記憶を思い起こす目的があったが、なぜか山頂の風景が「当時」と重ならない。
当時、山頂付近には店のようなものがあって、ちょっとした食堂があったこと、ラーメンの値段が下界の倍近かったこと、店の公衆電話から親戚に電話したことをよく覚えてる。ところが今回、周りを見渡してもそのようなものはないし、なんだかココじゃない感。山荘やヒュッテのような立派な建物じゃなくて、ほんと掘っ建て小屋みたいなものだった記憶なんだけど、さすがに年月が経ちすぎたか。

13:20 山頂の御嶽神社でお参りを済ませ、いそいそと下山開始。
ちょうど京都大学の若者が山頂に辿りつくところだった。お疲れ様、よくがんばりました。

急いで下りたいところだが、登りで違和感のあった右膝が、下りになってから痛みに変化。
普段は身体を動かしてないし、さすがに無理があったようで身体が悲鳴を上げたっぽい。持ってきた鎮痛剤を服用、ストックで膝をかばいつつ歩くがなかなかペースが上がらない。

曇ってきて視界も悪くなってきたし、下りることに必死で景色を愛でる余裕ゼロ。
とにかく日暮れ前には下山しないと洒落にならん。

16時 無事に出発地点に到着。休憩もそこそこ、痛みに耐えて歩いたおかげでかなり早くに下山することができた。
登りは4時間もかかったが、下りは2時間40分とまぁまぁ(平均的)なタイム。

駐車場へと戻ると、出発前に居た車はほとんどいなくなっていて閑散。
重かったリュックを下ろし、ウェアを脱ぎ、靴を履き替えてほっと一安心。なんか一気に疲れが来た感じ。

ホテルへと戻り、大浴場で汗を流してから夕食タイム。
もう飲むしかないっしょでビールを追加注文。体を動かしたあとの爽快感、無事に山頂まで辿りつけた達成感、今年呑んだ中で一番のビールでした。

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